澄んだ記憶と出会い
2011年09月28日
お遍路さんのお土産「杖のあと」は
障害のある人や高齢者のひとたちを中心に作っています。
絵手紙作りもいろいろな人たちが参加しています。

この絵は障害のある女性が描いてくれました。
まだ小さな子どもだったころ、
お兄さんが行く徳島病院について行ったときの記憶です。
初めて見た大きな建物によほどビックリしたのでしょう、
いつも同じ病院の絵を描くのだそうです
。
何年経っても、そのとき感じた徳島病院の景色が頭の中に鮮明に残っているのですね

そして、絵の中には必ず
「おだいじに」の文字が。
きっと そのとき病院の看護師さんが言った言葉を覚えているのでしょう
ステキな言葉の記憶をずーっと持ち続けているんですね。
小さな小さな窓がいっぱい並んでいます。
幼い記憶の中で、
「どの窓がお兄ちゃんの部屋なのかなぁ」、と思ったことが
絵の中に表れてるようです。
この女性のお母さんがうれしそうにお話してくれました。
とてもいい絵だと思いました
。
今日は竹作業の日。
ひとりの若者が竹作業に挑戦しました

彼は軽度の知的障害があるのですが、
とても優秀で、機転が利いて、礼儀正しく、意欲あふれる好青年です
さっそく、ミニチュア金剛杖の作業に取り組んでくれました。
初めてとは思えない見事なのこぎりさばきでした
。

竹仕事に久々の若者です!!
なんだか竹師匠たちが浮かれています
。
「竹の作業は新鮮で面白い
」
と言ってくれたので、
師匠たちは、とてもうれしそうです(^O^)/。
竹細工の作業は、本当に楽しくて、気持ちが落ち着きます。
なかなか触れる機会がないですが、
少しづつ出会いが増えていってます。
お遍路さんのお土産「杖のあと」が、
人と人とをつないでくれています。
障害のある人や高齢者のひとたちを中心に作っています。
絵手紙作りもいろいろな人たちが参加しています。

この絵は障害のある女性が描いてくれました。
まだ小さな子どもだったころ、
お兄さんが行く徳島病院について行ったときの記憶です。
初めて見た大きな建物によほどビックリしたのでしょう、
いつも同じ病院の絵を描くのだそうです

何年経っても、そのとき感じた徳島病院の景色が頭の中に鮮明に残っているのですね


そして、絵の中には必ず
「おだいじに」の文字が。
きっと そのとき病院の看護師さんが言った言葉を覚えているのでしょう

ステキな言葉の記憶をずーっと持ち続けているんですね。
小さな小さな窓がいっぱい並んでいます。
幼い記憶の中で、
「どの窓がお兄ちゃんの部屋なのかなぁ」、と思ったことが
絵の中に表れてるようです。
この女性のお母さんがうれしそうにお話してくれました。
とてもいい絵だと思いました

今日は竹作業の日。
ひとりの若者が竹作業に挑戦しました


彼は軽度の知的障害があるのですが、
とても優秀で、機転が利いて、礼儀正しく、意欲あふれる好青年です

さっそく、ミニチュア金剛杖の作業に取り組んでくれました。
初めてとは思えない見事なのこぎりさばきでした


竹仕事に久々の若者です!!
なんだか竹師匠たちが浮かれています

「竹の作業は新鮮で面白い

と言ってくれたので、
師匠たちは、とてもうれしそうです(^O^)/。
竹細工の作業は、本当に楽しくて、気持ちが落ち着きます。
なかなか触れる機会がないですが、
少しづつ出会いが増えていってます。
お遍路さんのお土産「杖のあと」が、
人と人とをつないでくれています。
南無大師のはん押しは難しい・・・。
2011年09月26日
お遍路さんのお土産「杖のあと」製作も佳境です
竹のミニチュア金剛杖の最後の仕上げ、
「南無大師遍照金剛」
他人にやさしく、自分に厳しく、の意を印字します。
弘法大師の大切な教えです。
出来上がった杖を鍋で煮沸し
お天気のいい日に3日間天日干しして
完全に乾燥させます。
台風やら前線やらで、雨の日が続いていたので
やっと今週干し上がりました
竹は繊維質でできているので
とてもインクがにじみやすく、印字するのが難しいです
詫間町の書道具屋さん弘法堂さんに相談して
にじみ止めスプレーを使うことにしました

弘法堂さんはとても親切
三豊市から何度も来てくれて、
金剛杖をお店に持って帰っていろいろ試して考えてくれました
弘法大師の弘法だも~~~ん、有り難やぁ
ゴム印をまっすぐキレイに押すのもなかなか難しいものです
せっかくここまでがんばって手間ヒマかけて作った金剛杖を、
最後の最後でダメにしてしまう恐れアリ
。
緊張すればするほど難しい作業なのです・・・。
すると、竹作業のリーダー、岡田師匠が、
ナイスな道具を作ってくれました


これなら、誰がやっても同じ場所にまっすぐ美しく押すことができます
便利、便利!!
とはいえ、手作りの金剛杖です。
1本1本、微妙に太さや竹の筋目が違います。
それを見ながら慎重に慎重に作業します。

ここまでできたら、後はきれいな帽子と鈴で飾るだけです
お遍路に出られた人の、良き思い出としあわせをお祈りしています

竹のミニチュア金剛杖の最後の仕上げ、
「南無大師遍照金剛」
他人にやさしく、自分に厳しく、の意を印字します。
弘法大師の大切な教えです。
出来上がった杖を鍋で煮沸し
お天気のいい日に3日間天日干しして
完全に乾燥させます。
台風やら前線やらで、雨の日が続いていたので
やっと今週干し上がりました

竹は繊維質でできているので
とてもインクがにじみやすく、印字するのが難しいです

詫間町の書道具屋さん弘法堂さんに相談して
にじみ止めスプレーを使うことにしました


弘法堂さんはとても親切

三豊市から何度も来てくれて、
金剛杖をお店に持って帰っていろいろ試して考えてくれました

弘法大師の弘法だも~~~ん、有り難やぁ

ゴム印をまっすぐキレイに押すのもなかなか難しいものです

せっかくここまでがんばって手間ヒマかけて作った金剛杖を、
最後の最後でダメにしてしまう恐れアリ

緊張すればするほど難しい作業なのです・・・。
すると、竹作業のリーダー、岡田師匠が、
ナイスな道具を作ってくれました



これなら、誰がやっても同じ場所にまっすぐ美しく押すことができます

便利、便利!!
とはいえ、手作りの金剛杖です。
1本1本、微妙に太さや竹の筋目が違います。
それを見ながら慎重に慎重に作業します。

ここまでできたら、後はきれいな帽子と鈴で飾るだけです

お遍路に出られた人の、良き思い出としあわせをお祈りしています

機械は早いけどやっぱり危険や。
2011年09月17日
角材状にした竹をヤスリにかけて
角を取り、表面をきれいにする作業
竹製ミニチュア金剛杖の大切な工程です。
お遍路さんのお土産「杖のあと」の納品日が迫ってきたので
機械(ベルトサンダー)を導入してスピードアップです
機械は便利やけど、やっぱり危ないな


木内師匠は、経験豊富な慣れた職人さんなので、
慎重に手際よく作業を進めていきます。
だけど、
ちょっとでも油断すると、竹が削れ過ぎたり、
手が擦れたり

分厚い手袋の先が、ボロボロになってしまいました(>_<)。
ホント危ないwww
「杖のあと」は、自宅で作業するために作ったお土産です。
本当は、ゆっくり、ひとつひとつ、手でヤスリかけして作りたいのです。
ケガをしたり、削れ過ぎを気にして神経をすり減らす作業ではなく、
1本1本、真心を注ぎながら、作るべきだと思っています。
でも、作り手が、買ってくださる人に心を砕きながら作る意味では
機械の作業も同じです。
ケガをして作業ができなくなっては大変です。
美しいミニ金剛付けを、一つでも多くの人に持ってもらいたい一心で
木内師匠は、自ら残業を申し出てくれます
。
無事納品が済んだら、ゆっくりとペーパー作業を楽しみたいです。
ベルトサンダーは粉塵が出るため、木内師匠は一人、外で作業をしないといけないのです(>_<)。
手でやってた時は、みんなと世間話をしながらのんびり作業ができました。
たんぽぽに関わるようになって、
機械や制度、法律は、人と人とを分けて離してしまうものだなぁ・・・、と
感じることが多いです。
反対に、手作業や不自由さは、人と人とを結ぶものだな、と思えることがいっぱいありました。
体が不自由でも、お年寄りでも、自宅から出られなくても、
手掛けのペーパー作業は、やさしくて、ゆったりとした気分にしてくれて最適です。
竹の粉は、全く無害で薬効もあります。
そしていい香りです
空気もキレイにしてくれるんですよ(*^。^*)。
お遍路さんの旅を支えてくれる金剛杖です。
やさしく丁寧に作りたいな
。
角を取り、表面をきれいにする作業

竹製ミニチュア金剛杖の大切な工程です。
お遍路さんのお土産「杖のあと」の納品日が迫ってきたので
機械(ベルトサンダー)を導入してスピードアップです

機械は便利やけど、やっぱり危ないな



木内師匠は、経験豊富な慣れた職人さんなので、
慎重に手際よく作業を進めていきます。
だけど、
ちょっとでも油断すると、竹が削れ過ぎたり、
手が擦れたり


分厚い手袋の先が、ボロボロになってしまいました(>_<)。
ホント危ないwww

「杖のあと」は、自宅で作業するために作ったお土産です。
本当は、ゆっくり、ひとつひとつ、手でヤスリかけして作りたいのです。
ケガをしたり、削れ過ぎを気にして神経をすり減らす作業ではなく、
1本1本、真心を注ぎながら、作るべきだと思っています。
でも、作り手が、買ってくださる人に心を砕きながら作る意味では
機械の作業も同じです。
ケガをして作業ができなくなっては大変です。
美しいミニ金剛付けを、一つでも多くの人に持ってもらいたい一心で
木内師匠は、自ら残業を申し出てくれます

無事納品が済んだら、ゆっくりとペーパー作業を楽しみたいです。
ベルトサンダーは粉塵が出るため、木内師匠は一人、外で作業をしないといけないのです(>_<)。
手でやってた時は、みんなと世間話をしながらのんびり作業ができました。
たんぽぽに関わるようになって、
機械や制度、法律は、人と人とを分けて離してしまうものだなぁ・・・、と
感じることが多いです。
反対に、手作業や不自由さは、人と人とを結ぶものだな、と思えることがいっぱいありました。
体が不自由でも、お年寄りでも、自宅から出られなくても、
手掛けのペーパー作業は、やさしくて、ゆったりとした気分にしてくれて最適です。
竹の粉は、全く無害で薬効もあります。
そしていい香りです

空気もキレイにしてくれるんですよ(*^。^*)。
お遍路さんの旅を支えてくれる金剛杖です。
やさしく丁寧に作りたいな

障害に合わせた作業補助具
2011年09月15日
たんぽぽの風企画が製作しているお遍路さんのお土産「杖のあと」。
かがわ総合リハビリテーションセンターの就労訓練でも製作してもらってます。
先日、作業風景を見せてもらいました。
同センター内の成人就労支援の作業訓練には様々な障害がある人が通われています。
事故や病気による身体障害、高次脳機能障害、発達障害、精神障害などなど・・・。
それぞれ特徴や障害の程度が違います。
「杖のあと」のパッケージ用の台紙を作ってもらいます。
絵手紙を挟み入れるよう、カッターで数か所の切り込みを入れる作業です。
型抜きの機械ですれば簡単にできる作業ですが、
ひとつひとつ手で切り込みを入れます。

H指導員が一生懸命考えて作ってくれた「作業補助具
」。
「誰が作っても出来上がりが同じになるように工夫します。」とおっしゃっていました。
この日は、左半身マヒの男性が作業していました。
切り込みに合わせて金具を固定しています。
台座を回しながら、片手でも作業できるように工夫されています
男性は
「カッターで切り込みを入れるのは、力が要りますが、好きな作業です!」と言ってくれました
一枚、一枚、台紙を補助具に差し入れ、金具で留めながらの作業です。
時間もかかり、大変です
。
一枚につき4か所の切り込みを入れなければなりません
お遍路さんがお寺を一つ一つ巡るように、
一つ一つ作業していくのです。
お遍路さんの気持ちになって作業をします
。
訓練生の人たちと
「これは御利益あるでー!!」と笑い合いました。
障害者の職業訓練は、指導員さんと訓練生の二人三脚なのです。
若い訓練生が、H指導員に
「Hさんが一番御利益受けなイカン
」と言ってました。
Hさん、照れながらうれしそう
。
「杖のあと」の絵手紙作業も進んでいます
就労訓練の卒業生
Kさんの作品

Sさんの作品

どちらもとてもステキな仕上がりです
。
早くお店に並べたいなぁ・・・、眺めるだけでも楽しいです
かがわ総合リハビリテーションセンターの就労訓練でも製作してもらってます。
先日、作業風景を見せてもらいました。
同センター内の成人就労支援の作業訓練には様々な障害がある人が通われています。
事故や病気による身体障害、高次脳機能障害、発達障害、精神障害などなど・・・。
それぞれ特徴や障害の程度が違います。
「杖のあと」のパッケージ用の台紙を作ってもらいます。
絵手紙を挟み入れるよう、カッターで数か所の切り込みを入れる作業です。
型抜きの機械ですれば簡単にできる作業ですが、
ひとつひとつ手で切り込みを入れます。

H指導員が一生懸命考えて作ってくれた「作業補助具

「誰が作っても出来上がりが同じになるように工夫します。」とおっしゃっていました。
この日は、左半身マヒの男性が作業していました。
切り込みに合わせて金具を固定しています。
台座を回しながら、片手でも作業できるように工夫されています

男性は
「カッターで切り込みを入れるのは、力が要りますが、好きな作業です!」と言ってくれました

一枚、一枚、台紙を補助具に差し入れ、金具で留めながらの作業です。
時間もかかり、大変です

一枚につき4か所の切り込みを入れなければなりません

お遍路さんがお寺を一つ一つ巡るように、
一つ一つ作業していくのです。
お遍路さんの気持ちになって作業をします

訓練生の人たちと
「これは御利益あるでー!!」と笑い合いました。
障害者の職業訓練は、指導員さんと訓練生の二人三脚なのです。
若い訓練生が、H指導員に
「Hさんが一番御利益受けなイカン

Hさん、照れながらうれしそう

「杖のあと」の絵手紙作業も進んでいます

就労訓練の卒業生
Kさんの作品

Sさんの作品

どちらもとてもステキな仕上がりです

早くお店に並べたいなぁ・・・、眺めるだけでも楽しいです

作業風景見学会
2011年09月08日
たんぽぽの風企画の
「みんなで作るお遍路さんのお土産 杖のあと」の
製造作業の現場を開放して、皆さんに見ていただきました。

「杖のあと」は在宅用の作業として作ったものですから
見学は主に道具類を使う竹の作業です。
切り出した太い竹筒状態から
幅6ミリの角材にする工程、
本物の金剛杖と同じ形にする工程、
仕上げの工程・・・ ・・・ ・・・。
出来上がりだけしか見ていなかった人には
「本当に手作りで、ものすごく手間ヒマかけてますなーーー
」とビックリしています。
石原代表や小島さんは絵手紙を黙々と描いています。
写真や資料を元に、札所や植物の絵を丁寧に描いています。
これまた、ビックリ!
竹の岡田師匠が、見学者に、竹の扱い、性質などを説明しながら
一つ一つの工程を案内します。
普段、世間にあまり関心を持ってもらえない竹や竹細工について説明する姿は
とてもうれしそうです。
御年82歳の木内師匠も張り切っています
。
「大きな機械で作ったり、外国で生産すれば、安くて簡単に作れるかもしれませんが、
それではお遍路さんに失礼です。
88ものお寺を一つ一つ時間と手間をかけて巡礼され、
結願の大窪寺に参られたお遍路さんのためには、
88以上の手間ヒマをかけて作らなければならないのです」
とお話ししました。
もし、そのことがお遍路さんに分からなくても、気付いてもらえなくてもいいのです。
作る側が心を込めて作ればそれでいいのです。
世の中の人は皆、人知れず誰かに支えられて生きているのですから
その事に気付くことがお遍路の旅でもあります
。
さぬき市大山市長さんも見学に来てくれました!!
感激です
「みんなで作るお遍路さんのお土産 杖のあと」の
製造作業の現場を開放して、皆さんに見ていただきました。

「杖のあと」は在宅用の作業として作ったものですから
見学は主に道具類を使う竹の作業です。
切り出した太い竹筒状態から
幅6ミリの角材にする工程、
本物の金剛杖と同じ形にする工程、
仕上げの工程・・・ ・・・ ・・・。
出来上がりだけしか見ていなかった人には
「本当に手作りで、ものすごく手間ヒマかけてますなーーー

石原代表や小島さんは絵手紙を黙々と描いています。
写真や資料を元に、札所や植物の絵を丁寧に描いています。
これまた、ビックリ!
竹の岡田師匠が、見学者に、竹の扱い、性質などを説明しながら
一つ一つの工程を案内します。
普段、世間にあまり関心を持ってもらえない竹や竹細工について説明する姿は
とてもうれしそうです。
御年82歳の木内師匠も張り切っています

「大きな機械で作ったり、外国で生産すれば、安くて簡単に作れるかもしれませんが、
それではお遍路さんに失礼です。
88ものお寺を一つ一つ時間と手間をかけて巡礼され、
結願の大窪寺に参られたお遍路さんのためには、
88以上の手間ヒマをかけて作らなければならないのです」

とお話ししました。
もし、そのことがお遍路さんに分からなくても、気付いてもらえなくてもいいのです。
作る側が心を込めて作ればそれでいいのです。
世の中の人は皆、人知れず誰かに支えられて生きているのですから

その事に気付くことがお遍路の旅でもあります

さぬき市大山市長さんも見学に来てくれました!!
感激です

畳のへりに感謝!!
2011年09月06日
お遍路さんのお土産「杖のあと」の
ミニチュア金剛杖には、畳のヘリが使われています
杖の先には、ちゃんと五輪塔の刻みを入れています。

この部分はお墓を意味するので常には隠しておきます。
きれいな帽子と鈴を掛けておきます。
「お遍路さん(人生)はいつも死と隣り合わせにいること」、
「死を覚悟して日々を暮らすこと」
「自分以外の人も皆、同じく死と隣り合わせであること」
を金剛杖は教えてくれます。
台風の被害の大きさがテレビで流れてきます
胸が痛むことが多すぎます・・・。
お遍路さんのお土産「杖のあと」に使う金剛杖の帽子は
畳のヘリで出来ています。


この畳のヘリは、間島畳店さんの御好意で、
加工の工程で出るヘリの端切れをいただいています
間島畳店さんは、とても感じのいい会社です
職人さんたちは寡黙で一生懸命作業されているし、
事務の方もとても親切で、
たんぽぽのお土産事業の話に熱心に耳を傾けてくれて、
「どんな柄が合うかなぁ
」と
真剣に考えてくれます。
畳のヘリを活用するのをとても喜んでくれました。
畳のヘリを分けてくれた上に
お土産までいただきました

いぐさの飴で~~~す
なつかしい香りが口の中に広がります
間島畳店さ~~~ん、優しすぎですぅぅぅぅ!
ミニチュア金剛杖には、畳のヘリが使われています

杖の先には、ちゃんと五輪塔の刻みを入れています。

この部分はお墓を意味するので常には隠しておきます。
きれいな帽子と鈴を掛けておきます。
「お遍路さん(人生)はいつも死と隣り合わせにいること」、
「死を覚悟して日々を暮らすこと」
「自分以外の人も皆、同じく死と隣り合わせであること」
を金剛杖は教えてくれます。
台風の被害の大きさがテレビで流れてきます

胸が痛むことが多すぎます・・・。
お遍路さんのお土産「杖のあと」に使う金剛杖の帽子は
畳のヘリで出来ています。


この畳のヘリは、間島畳店さんの御好意で、
加工の工程で出るヘリの端切れをいただいています

間島畳店さんは、とても感じのいい会社です

職人さんたちは寡黙で一生懸命作業されているし、
事務の方もとても親切で、
たんぽぽのお土産事業の話に熱心に耳を傾けてくれて、
「どんな柄が合うかなぁ

真剣に考えてくれます。
畳のヘリを活用するのをとても喜んでくれました。
畳のヘリを分けてくれた上に
お土産までいただきました


いぐさの飴で~~~す

なつかしい香りが口の中に広がります

間島畳店さ~~~ん、優しすぎですぅぅぅぅ!

昔に戻るだけ。
2011年09月02日
昨日、テレビで
カンブリア宮殿「古材で住宅革命」を見ました。
古材倉庫グループの井上代表のお話です。
スクラップ&ビルドが当たり前の住宅事情の中、
ただゴミとして廃棄される住宅古材を良質の木材として
社員3人からビジネスとしてスタートさせた、
努力のお話です。
その中で、印象に残ったのは
「木材は切って100年経った頃に最も強度が増す、
昔は木材を当たり前に再利用してきた。
ただ、昔に戻そうとしただけなんです。」の言葉。
日本の住宅の平均寿命は30年、と言われていて、そう信じていました。
木の柱が30年経ったらダメになるんだろう、と思ってました。
だまされてたの???
日本には「もったいない」って言葉があるけど、それに代わる英語はない!
なんて言ってるけど、これほどもったいない話ってあるん???
アメリカでも100年以上住宅を使うって、番組では言ってました
怒りはさて置き、
その話を聞いて、とてもうれしく思いました
ああ、自然の木ってスゴイんだー
昔の人は、ちゃんとそのことを知ってたんだ
貧乏くさいとか、ケチくさいとかじゃなかったんだ
ほんの数十年の間に、日本人は自然に対して無知になってしまったんだなぁ・・・。
たんぽぽでも「竹」に取り組んでいますが、
古材倉庫の井上さんと全く同じ思いです。
竹ほど、日本人の生活を支えてくれた資材はありません!
知識と技術さえあれば、本当にまだまだ活躍できる素材です
その知識や技術を持つ人が、どんどん減っています。
たんぽぽに来てくださる「竹友会」の皆さんも
立派な高齢者です。
「お墓に持って行くな、残して行け!!」といつも言っています。
「竹を植え、竹を使い、山に手を入れる」
数十年前、当たり前だったことが、誰もできなくなってしまう前に
「昔に戻そう」
と頑張ってみたいのです
手間をかけるのはステキなことです

完成した竹のミニチュア金剛杖を鍋でゆでています。
洗剤を入れてます。
こうすれば、カビや虫食いを防いでキレイな状態を長く保つことができるのです。
このあと、水洗いし、しばらく水につけて洗剤をよく抜いて、
しっかり乾燥させます。
それから、「南無大師遍照金剛」と印して
飾り付けて仕上げます。
ひとつひとつ出来上がってくる工程は
心が洗われ、きれいになる工程です
カンブリア宮殿「古材で住宅革命」を見ました。
古材倉庫グループの井上代表のお話です。
スクラップ&ビルドが当たり前の住宅事情の中、
ただゴミとして廃棄される住宅古材を良質の木材として
社員3人からビジネスとしてスタートさせた、
努力のお話です。
その中で、印象に残ったのは
「木材は切って100年経った頃に最も強度が増す、
昔は木材を当たり前に再利用してきた。
ただ、昔に戻そうとしただけなんです。」の言葉。
日本の住宅の平均寿命は30年、と言われていて、そう信じていました。
木の柱が30年経ったらダメになるんだろう、と思ってました。
だまされてたの???
日本には「もったいない」って言葉があるけど、それに代わる英語はない!
なんて言ってるけど、これほどもったいない話ってあるん???
アメリカでも100年以上住宅を使うって、番組では言ってました

怒りはさて置き、
その話を聞いて、とてもうれしく思いました

ああ、自然の木ってスゴイんだー

昔の人は、ちゃんとそのことを知ってたんだ

貧乏くさいとか、ケチくさいとかじゃなかったんだ

ほんの数十年の間に、日本人は自然に対して無知になってしまったんだなぁ・・・。
たんぽぽでも「竹」に取り組んでいますが、
古材倉庫の井上さんと全く同じ思いです。
竹ほど、日本人の生活を支えてくれた資材はありません!
知識と技術さえあれば、本当にまだまだ活躍できる素材です

その知識や技術を持つ人が、どんどん減っています。
たんぽぽに来てくださる「竹友会」の皆さんも
立派な高齢者です。
「お墓に持って行くな、残して行け!!」といつも言っています。
「竹を植え、竹を使い、山に手を入れる」
数十年前、当たり前だったことが、誰もできなくなってしまう前に
「昔に戻そう」
と頑張ってみたいのです

手間をかけるのはステキなことです


完成した竹のミニチュア金剛杖を鍋でゆでています。
洗剤を入れてます。
こうすれば、カビや虫食いを防いでキレイな状態を長く保つことができるのです。
このあと、水洗いし、しばらく水につけて洗剤をよく抜いて、
しっかり乾燥させます。
それから、「南無大師遍照金剛」と印して
飾り付けて仕上げます。
ひとつひとつ出来上がってくる工程は
心が洗われ、きれいになる工程です

喜んでくれると嬉しい!!
2011年08月24日
たんぽぽの風企画の代表、
石原さんは、5年前に脳梗塞を起こし長期入院、リハビリ治療を経験し、
今もリハビリは続いています。
生活支援から就労支援まで
かがわ総合リハビリテーションセンターで長くお世話になってました。
さぬき市で、たんぽぽの風企画を作り、
お遍路さんのお土産開発を進めていますが、
いろいろな面でリハセンには
今でもお世話になっています。
同時期に同様の病気を発症し、いっしょにリハビリに励んだSさん。
当時二人ははあまり仲が良くなかったそうです
。
突然起こる脳梗塞。
気がついたら体が全く思うように動かず、
必死にリハビリを続けていた日々。
絶望したり、イライラしたり、辛い日々だったと思います
ついつい、周囲の人に当たったり、
トラブルを起こしたりもしたと思います。
Sさんは、失語症の少ない言葉の中で当時を振り返って
「今はだいぶ落ち着いて穏やかに過ごしています」と話してくれました
。
Sさんも、病気によりマヒした右半身を回復させるため
絵を描くようになりました。
とても面白い絵を描きます。
2年前に初めて見たSさんの絵。

絵手紙用のうちわ「風のたより」に干支の寅を描いてくれました。
利き手がマヒして、左手の作です。
本当に一生懸命リハビリをしていたことが分かります。
あれからもずーっと絵を描いている、とのことで
今回、お遍路さんのお土産「杖のあと」に入れる絵手紙を描いてもらうことになりました。
現在は、自宅で療養されているそうですが、リハセンのスタッフが
リハセンを卒業した後も、いろいろと気にかけ続けてくれているので
連絡を取ってくれたのです

この笑顔!
お土産作りに喜んで協力してくれる、とのこと
お土産事業の説明をしているときに、
今までの自分の作品の写真を、一枚、一枚うれしそうに見せてくれました
後で、リハセンのスタッフの方から聞いたのですが、
「Sさん、絵手紙作りに声をかけてもらって、すごく喜んでたし、張り切ってたよ
」
うんうん、それはよく分かりましたヨ
!
「杖のあと」は売れるお土産になるかどうか分かりませんが、
こうして、障害を乗り越えようとしている人にとって、
とても大切な事業なんだな、と改めて身が引き締まる気がしました。
嬉しく思うと同時に責任も感じます。
がんばらなくっちゃ

Sさんの描く絵は、本当に味があって迫力があって、すばらしいです!!
石原さんは、5年前に脳梗塞を起こし長期入院、リハビリ治療を経験し、
今もリハビリは続いています。
生活支援から就労支援まで
かがわ総合リハビリテーションセンターで長くお世話になってました。
さぬき市で、たんぽぽの風企画を作り、
お遍路さんのお土産開発を進めていますが、
いろいろな面でリハセンには
今でもお世話になっています。
同時期に同様の病気を発症し、いっしょにリハビリに励んだSさん。
当時二人ははあまり仲が良くなかったそうです

突然起こる脳梗塞。
気がついたら体が全く思うように動かず、
必死にリハビリを続けていた日々。
絶望したり、イライラしたり、辛い日々だったと思います

ついつい、周囲の人に当たったり、
トラブルを起こしたりもしたと思います。
Sさんは、失語症の少ない言葉の中で当時を振り返って
「今はだいぶ落ち着いて穏やかに過ごしています」と話してくれました

Sさんも、病気によりマヒした右半身を回復させるため
絵を描くようになりました。
とても面白い絵を描きます。
2年前に初めて見たSさんの絵。

絵手紙用のうちわ「風のたより」に干支の寅を描いてくれました。
利き手がマヒして、左手の作です。
本当に一生懸命リハビリをしていたことが分かります。
あれからもずーっと絵を描いている、とのことで
今回、お遍路さんのお土産「杖のあと」に入れる絵手紙を描いてもらうことになりました。
現在は、自宅で療養されているそうですが、リハセンのスタッフが
リハセンを卒業した後も、いろいろと気にかけ続けてくれているので
連絡を取ってくれたのです


この笑顔!
お土産作りに喜んで協力してくれる、とのこと

お土産事業の説明をしているときに、
今までの自分の作品の写真を、一枚、一枚うれしそうに見せてくれました

後で、リハセンのスタッフの方から聞いたのですが、
「Sさん、絵手紙作りに声をかけてもらって、すごく喜んでたし、張り切ってたよ

うんうん、それはよく分かりましたヨ

「杖のあと」は売れるお土産になるかどうか分かりませんが、
こうして、障害を乗り越えようとしている人にとって、
とても大切な事業なんだな、と改めて身が引き締まる気がしました。
嬉しく思うと同時に責任も感じます。
がんばらなくっちゃ


Sさんの描く絵は、本当に味があって迫力があって、すばらしいです!!
竹ヒゴできた!!
2011年08月20日
今日は、さぬき市内の小学校の子どもたち5人が
竹体験に来てくれました。
「どうして、みんなの住む家の周りには
あんなにたくさん竹が生えているの?」
と質問すると。
お母さんの一人から
「昔のように、家を建てる時に小舞を編んで土の
壁を作らなくなったから
」
と正解解答!!
「そのとおり、みんなが竹を使わなくなったからですね!」
と私。
たんぽぽの風企画では
竹の面白さを皆に知ってもらうために
竹教室を開いています。
竹ヒゴを使ったうちわ作りや竹ネット作りができます
今日の目玉は
先日導入された
竹剥ぎ機「ゆきえちゃん2号機」

この機械は電動式ですが、
手回しでも使えます。
昔の足踏みミシンのように、
ハンドルをぐるぐる回してゆくと
ゆっくり竹が機械の中に滑り込んで
その先にあるカンナのような刃に当たり、
キレイに2枚に剥げるのです
。
竹ヒゴを小刀で作れるようになるには
長い修行が必要です。
でも、ゆきえちゃん2号機なら
小学生でも初めてでも
できちゃうんです
。
「自分で作った竹ヒゴで竹を編んでみよう!」
・・・・・、あれっ???
竹を編んだのは、お母さんたちばかりでした(^^ゞ。
お母さんたちは、夢中になって竹の六ッ目編みに取り組んでいて、
子どもたちは、竹の節に絵を描いて、絵皿を作ったり
車を作ったりして、
さっさと終わって、旧末分校内を駆け回っています^m^。

これ、絶対ハマります!!
難しくて、頭使って、めちゃめちゃ楽しい
。
接着剤なしでも
S字フックでお玉やキッチンバサミも吊れちゃうし、
外でスコップや剪定ばさみを吊るしてもOKだし、
写真や絵ハガキ飾ったり、和風リースにしてもステキ
第一、ゴミにならないのがいいっ
。
お母さんたちのココロを釘付けにして、
子どもたちの夏休みの工作も出来て、
たんぽぽでの竹教室は無事終了したのでした。
参加者のみなさ~~~ん!
たぶん、全く違和感無かったと思いますが、
講師の石原代表は、失語症という障害を持った人でした。
そんなの全然、関係なかったよね
心のバリアフリーもしっかり学んで帰ってくれました。
竹体験に来てくれました。
「どうして、みんなの住む家の周りには
あんなにたくさん竹が生えているの?」
と質問すると。
お母さんの一人から
「昔のように、家を建てる時に小舞を編んで土の
壁を作らなくなったから

と正解解答!!
「そのとおり、みんなが竹を使わなくなったからですね!」
と私。
たんぽぽの風企画では
竹の面白さを皆に知ってもらうために
竹教室を開いています。
竹ヒゴを使ったうちわ作りや竹ネット作りができます

今日の目玉は
先日導入された
竹剥ぎ機「ゆきえちゃん2号機」


この機械は電動式ですが、
手回しでも使えます。
昔の足踏みミシンのように、
ハンドルをぐるぐる回してゆくと
ゆっくり竹が機械の中に滑り込んで
その先にあるカンナのような刃に当たり、
キレイに2枚に剥げるのです

竹ヒゴを小刀で作れるようになるには
長い修行が必要です。
でも、ゆきえちゃん2号機なら
小学生でも初めてでも
できちゃうんです

「自分で作った竹ヒゴで竹を編んでみよう!」
・・・・・、あれっ???
竹を編んだのは、お母さんたちばかりでした(^^ゞ。
お母さんたちは、夢中になって竹の六ッ目編みに取り組んでいて、
子どもたちは、竹の節に絵を描いて、絵皿を作ったり
車を作ったりして、
さっさと終わって、旧末分校内を駆け回っています^m^。

これ、絶対ハマります!!
難しくて、頭使って、めちゃめちゃ楽しい

接着剤なしでも
S字フックでお玉やキッチンバサミも吊れちゃうし、
外でスコップや剪定ばさみを吊るしてもOKだし、
写真や絵ハガキ飾ったり、和風リースにしてもステキ

第一、ゴミにならないのがいいっ

お母さんたちのココロを釘付けにして、
子どもたちの夏休みの工作も出来て、
たんぽぽでの竹教室は無事終了したのでした。
参加者のみなさ~~~ん!
たぶん、全く違和感無かったと思いますが、
講師の石原代表は、失語症という障害を持った人でした。
そんなの全然、関係なかったよね

心のバリアフリーもしっかり学んで帰ってくれました。
日本人の心
2011年08月14日
たんぽぽの風企画が進めている
「みんなで作るお遍路さんのお土産開発事業」の
第1弾。
竹のミニチュア金剛杖と手描き絵手紙セット
「杖のあと」の試験販売目指して
商品作りを進めています。
先日、さぬき市内の高齢者のグループ(女性)に
「杖のあと」の製作をお願いするに当たり、
説明に行きました。
古い漁村で、旧道沿いに
昔ながらの集落があります。
そん中の民家の一つに
近所のお年寄りが数人集まって来ます。
スタッフの方もいらして、親切にお世話されています。
昔風の家で、特に改修もされておらず、
段差も敷居もあり、軒が深く、薄暗い二間つづきの和室に集まっています。
私はかねがね、最近の近代的な施設の
明るくて広々としていて、バリアフリーが当たり前になっているのを見るにつけ
違和感を感じていました。
ですが、この場所は、
本当にお年寄りの普段の生活の延長であり、
最も慣れ親しんだ暮らしの風景があり、
集まっている人、みんなが安心して過ごしているな、と感じました。
当然、足腰が弱っているし、耳も遠い
あっちこっちにつかまりながら、ゆっくりゆっくり椅子から立ち上がり、
あっちこっちにつかまりながら、部屋の中を移動しています。
普通の和室ですから、それほど広くもありません。
椅子と椅子の間もほとんどありませんが、
会話しやすく、世間話に花が咲きます
。
「杖のあと」は一つ一つ手作りで、
結願を終えたお遍路さんの、家につくまでの無事を願って、
金剛杖の飾り付けをしたり、絵手紙を描いたりしてください、と
お話しすると、
一人の老婦人が
「心を込めて作ったら、お大師様がお喜びなさる」と
サンプルの「杖のあと」に手を合わせてくれました。
すると、周りの人たちも口々に
「そうや、そうや!お遍路に行かんでも、これでお大師さんとこに行ける
」
と言ってくれました。
その場にいた私と石原代表は感激してしまい、涙が出そうになりました。
忘れかかった美しい日本の姿を見たような気がしました。
かつてこの地の人たちは、みなお大師信仰を持ち、
法律や制度に縛られずとも、人の道を正しく歩もうと、
信心を心掛け、素朴に自然とともに暮らしていたのだなぁ・・・、と感動しました。
この人たちは、本当の四国遍路を知っている方たちなのです
自分探しや達成感を感じるためや、癒しを求める現代の遍路ではなく、
厳しさや辛さがお大師さんの教えである、
たとえ一人であっても同行二人、お大師さんが共にいてくれる、と信じ
道行くお遍路さんにお接待をしていた人たちなのです。
「杖のあと」は日本一やさしいお土産です!!
作る側も買う側も、心が耕されるお土産なのです。
「障害者や高齢者の孤立を防ぎ、社会参加を支援する!!」などと
声高に言っていた自分が少し恥ずかしくなりました。
そんなことを言わなくても、ここのお年寄りの人たちは、十分事業の中身を察してくれたのです。
「これはお大師さんも喜んでくれるで」
・・・思い切って(思い付きで)この事業を始めて、本当に良かった、と感じた一日でした
最近、お遍路に出る若い(?)人たちは、
道々の様子をツイッターとか動画とかでネット上で報告しているのをよく見ます。
つい何年か前までは携帯電話もなく、
いったん外出したら、なかなか連絡が取れないのが普通でした。
一人の寂しさや心細さが常に付きまとって、自分の小ささを思い知ったような気がします。
金剛杖は、そうした孤独と闘う旅人の心をどんなにか元気付けたか分かりません。
お遍路さんの持つ金剛杖には、お大師様が宿り、
常に見守ってくれる、と言われています。
携帯片手に、いつでも誰とでも連絡を取り合えるお遍路さんの杖にも
お大師様は宿るのでしょうか?
シワシワの手で小さな金剛杖を拝んでくれたおばあちゃんを見て
「この人たちは、神様や仏様が、ぜったい守ってくれているな(*^。^*)」と感じたのでした。
「みんなで作るお遍路さんのお土産開発事業」の
第1弾。
竹のミニチュア金剛杖と手描き絵手紙セット
「杖のあと」の試験販売目指して
商品作りを進めています。
先日、さぬき市内の高齢者のグループ(女性)に
「杖のあと」の製作をお願いするに当たり、
説明に行きました。
古い漁村で、旧道沿いに
昔ながらの集落があります。
そん中の民家の一つに
近所のお年寄りが数人集まって来ます。
スタッフの方もいらして、親切にお世話されています。
昔風の家で、特に改修もされておらず、
段差も敷居もあり、軒が深く、薄暗い二間つづきの和室に集まっています。
私はかねがね、最近の近代的な施設の
明るくて広々としていて、バリアフリーが当たり前になっているのを見るにつけ
違和感を感じていました。
ですが、この場所は、
本当にお年寄りの普段の生活の延長であり、
最も慣れ親しんだ暮らしの風景があり、
集まっている人、みんなが安心して過ごしているな、と感じました。
当然、足腰が弱っているし、耳も遠い

あっちこっちにつかまりながら、ゆっくりゆっくり椅子から立ち上がり、
あっちこっちにつかまりながら、部屋の中を移動しています。
普通の和室ですから、それほど広くもありません。
椅子と椅子の間もほとんどありませんが、
会話しやすく、世間話に花が咲きます

「杖のあと」は一つ一つ手作りで、
結願を終えたお遍路さんの、家につくまでの無事を願って、
金剛杖の飾り付けをしたり、絵手紙を描いたりしてください、と
お話しすると、
一人の老婦人が
「心を込めて作ったら、お大師様がお喜びなさる」と
サンプルの「杖のあと」に手を合わせてくれました。
すると、周りの人たちも口々に
「そうや、そうや!お遍路に行かんでも、これでお大師さんとこに行ける

と言ってくれました。
その場にいた私と石原代表は感激してしまい、涙が出そうになりました。
忘れかかった美しい日本の姿を見たような気がしました。
かつてこの地の人たちは、みなお大師信仰を持ち、
法律や制度に縛られずとも、人の道を正しく歩もうと、
信心を心掛け、素朴に自然とともに暮らしていたのだなぁ・・・、と感動しました。
この人たちは、本当の四国遍路を知っている方たちなのです

自分探しや達成感を感じるためや、癒しを求める現代の遍路ではなく、
厳しさや辛さがお大師さんの教えである、
たとえ一人であっても同行二人、お大師さんが共にいてくれる、と信じ
道行くお遍路さんにお接待をしていた人たちなのです。
「杖のあと」は日本一やさしいお土産です!!
作る側も買う側も、心が耕されるお土産なのです。
「障害者や高齢者の孤立を防ぎ、社会参加を支援する!!」などと
声高に言っていた自分が少し恥ずかしくなりました。
そんなことを言わなくても、ここのお年寄りの人たちは、十分事業の中身を察してくれたのです。
「これはお大師さんも喜んでくれるで」
・・・思い切って(思い付きで)この事業を始めて、本当に良かった、と感じた一日でした

最近、お遍路に出る若い(?)人たちは、
道々の様子をツイッターとか動画とかでネット上で報告しているのをよく見ます。
つい何年か前までは携帯電話もなく、
いったん外出したら、なかなか連絡が取れないのが普通でした。
一人の寂しさや心細さが常に付きまとって、自分の小ささを思い知ったような気がします。
金剛杖は、そうした孤独と闘う旅人の心をどんなにか元気付けたか分かりません。
お遍路さんの持つ金剛杖には、お大師様が宿り、
常に見守ってくれる、と言われています。
携帯片手に、いつでも誰とでも連絡を取り合えるお遍路さんの杖にも
お大師様は宿るのでしょうか?
シワシワの手で小さな金剛杖を拝んでくれたおばあちゃんを見て
「この人たちは、神様や仏様が、ぜったい守ってくれているな(*^。^*)」と感じたのでした。
さぬき市から採択決定通知書いただきました!
2011年08月13日
たんぽぽの風企画が
障害のある人もない人も、高齢者も、福祉制度も
関係なく、地元の文化を活用して
地域の中で住民の活力と交流を進める企画、
「みんなで作るお遍路さんのお土産開発事業」
が、さぬき市の地域活性化支援事業、市の取り組むべき課題
「 在宅障害者のリハビリテーション・ケアや社会参加を支援する事業」
に採択されました!!
http://www.city.sanuki.kagawa.jp/executive/machidukuri/kasseika/kasseika.html
助成金をいただけます(^O^)/。
竹を加工する機械の購入等に充てます
先日届いた「ゆきえちゃん2号機」や電動カンナ、補助具などなど。
お年寄りや障害のある人でも使えるように、危険が少ない工具を使用します。
作業の省力化は必要ですが、人手は省きません。
手作りでなければ、お遍路さんのお土産「杖のあと」にふさわしくないからです!
一つ一つ、人の手が加わって、心が注入されます。
在宅でも当事者の集いの場でも、作業すれば工賃が発生し、
繋がりと収入が生まれます。
事業の意義を
さぬき市に、認めてもらえたので本当にうれしいです。
先日、市の社協にもあいさつに行きましたが、
個人情報の取り扱いが難しくなって、
在宅の障害者やひきこもりのひとたちの把握やケアが困難で、
本人や家族が相談に来ない限り、手を差し伸べることができない、
と言っていました。
たとえ相談に来られても、明確な支援を約束できるものでもないし、
制度のはざ間で苦しんでいる人がいることには悩ましく感じている、と・・・。
そもそも法律や制度は、日本国民の交通整理はできるけれど、
それだけで人の幸せが作リ出せるものではないと思っています。
そこに暮らす人たちの協力や工夫が必要です。
当たり前の話だと思うんですが、案外世の中、行政頼みたいな雰囲気ありますね~~~
。
「IT技術で在宅雇用の促進!」なーーーーんて謳っても、
勤務中はヘルパー使っちゃダメ(自己負担ならOK)とか、
トイレ行くので、パソコンから離れるときも通知しろ、とか
現実的でないのは明らかなんだけど、普通にまかり通るから不思議
そんな素朴な疑問から、福祉に素人なたんぽぽが考えた解決策
怖いもの知らず!やみくも発進!でやっちゃってますが、
小さな、小さな、小さな、
成功事例になって、全国の在宅障害者さんたちの希望になりたいです
障害のある人もない人も、高齢者も、福祉制度も
関係なく、地元の文化を活用して
地域の中で住民の活力と交流を進める企画、
「みんなで作るお遍路さんのお土産開発事業」
が、さぬき市の地域活性化支援事業、市の取り組むべき課題
「 在宅障害者のリハビリテーション・ケアや社会参加を支援する事業」
に採択されました!!
http://www.city.sanuki.kagawa.jp/executive/machidukuri/kasseika/kasseika.html
助成金をいただけます(^O^)/。
竹を加工する機械の購入等に充てます

先日届いた「ゆきえちゃん2号機」や電動カンナ、補助具などなど。
お年寄りや障害のある人でも使えるように、危険が少ない工具を使用します。
作業の省力化は必要ですが、人手は省きません。
手作りでなければ、お遍路さんのお土産「杖のあと」にふさわしくないからです!
一つ一つ、人の手が加わって、心が注入されます。
在宅でも当事者の集いの場でも、作業すれば工賃が発生し、
繋がりと収入が生まれます。
事業の意義を
さぬき市に、認めてもらえたので本当にうれしいです。
先日、市の社協にもあいさつに行きましたが、
個人情報の取り扱いが難しくなって、
在宅の障害者やひきこもりのひとたちの把握やケアが困難で、
本人や家族が相談に来ない限り、手を差し伸べることができない、
と言っていました。
たとえ相談に来られても、明確な支援を約束できるものでもないし、
制度のはざ間で苦しんでいる人がいることには悩ましく感じている、と・・・。
そもそも法律や制度は、日本国民の交通整理はできるけれど、
それだけで人の幸せが作リ出せるものではないと思っています。
そこに暮らす人たちの協力や工夫が必要です。
当たり前の話だと思うんですが、案外世の中、行政頼みたいな雰囲気ありますね~~~

「IT技術で在宅雇用の促進!」なーーーーんて謳っても、
勤務中はヘルパー使っちゃダメ(自己負担ならOK)とか、
トイレ行くので、パソコンから離れるときも通知しろ、とか
現実的でないのは明らかなんだけど、普通にまかり通るから不思議

そんな素朴な疑問から、福祉に素人なたんぽぽが考えた解決策

怖いもの知らず!やみくも発進!でやっちゃってますが、
小さな、小さな、小さな、
成功事例になって、全国の在宅障害者さんたちの希望になりたいです

ゆきえちゃん2号
2011年08月08日
たんぽぽの風企画には
県内では珍しい竹の機械があります!
昔はどこの地域でも竹材店さんや竹籠屋さんがあって、
山に竹を植え、様々に活用していたのです。
今でも身の回りにはたくさんの竹製品があります。
籠やざる、竹ラグや花器や竹串、などなど。
さてさて、その中に国産の竹や地元の山の竹はどのくらいあるのでしょうかぁ???
答えは、「ほぼ全部違います!」ですね。
県内にそのような竹を扱っている業者はもうないのです。
わずかに建築資材用や漁業につかう筏程度で、
籠やざるなどの竹ヒゴを扱う業者はすっかり姿を消してしまいました。
ここ香川だけではなく、日本全国同じような状態です
安い中国の竹製品を、和風に飾っているだけなのです。
残念なことです。
当の日本人が、そのことに危機感を感じていないのも残念です。
山の竹が民家まで押し寄せてきています。
竹の技術を持つ人が高齢者ばかりで、次世代に継承されていません。
古民家カフェや和風レストランでおしゃれにランチを楽しんでいる人たち、
その涼しげな竹のコースターもマドラーも、地元の竹は一切使われてないですよ(>_<)。
たぶん国産でもないでしょう
。

新谷竹材店さんから譲っていただいた
竹割の機械「ゆきえちゃん号」。
去年、高松に唯一存在していた竹職人さんのお店が廃業しました。
とうとう、高松には一軒も竹を手仕事で加工してくれる業者がなくなりました。
でも、どうしても割竹が必要な場面はあります。
しかたなく、新谷竹材店さんが、カバーできる部分は引き受けるようになりました。
先日、たんぽぽに来て、長~い竹ヒゴをゆきえちゃん号を使って作りました。
高松市内の高校の文化祭で使うそうです。
大きなハリボテの人形を作るらしいです
。
そのほかにも華展やステージの飾りなどなど、けっこう依頼があるのだそうです。
竹は丈夫で形も自由に加工できる最もエコな素材です。
もっと、手軽に好きな長さや部位の竹が手に入れば、様々な場所で活用できると思います
自分で竹を編んで籠が出来たら楽しいと思いますし

今日、日本でこれまた最後に残った竹の機械を製造してしる鉄工所から
「ゆきえちゃん2号」が届きました
「ゆきえちゃん2号」は竹の皮を剥ぐ機械です。
竹の皮部分は、虫がつかず、腐食しにくいため、家屋の天井や建具などの装飾に使われていて、
美しい網代模様など、日本的な風情ある暮らしを演出してくれました。
今ではめったに見ることができませんね~~~
たんぽぽに来られる竹師匠たちは、
もちろん小刀1本で
竹の皮も鮮やかに剥ぐことができます
ですが、お土産作りなど、たくさん作る場合は、素朴な機械を使うこともアリでしょう。
ゆきえちゃん2号は、戦前戦後の時代の機械と構造やスタイルがほぼ同じです。
ですが、ホントによく出来ています。
竹の性質を知り尽くした人でないと作れない機械なのです
上の写真が何十年も使っている、ゆきえちゃん1号。
下の写真が今日納品された、ゆきえちゃ2号です
作リ出すのも努力なら、無くさないようにするのも大きな努力と忍耐が必要です
県内では珍しい竹の機械があります!
昔はどこの地域でも竹材店さんや竹籠屋さんがあって、
山に竹を植え、様々に活用していたのです。
今でも身の回りにはたくさんの竹製品があります。
籠やざる、竹ラグや花器や竹串、などなど。
さてさて、その中に国産の竹や地元の山の竹はどのくらいあるのでしょうかぁ???
答えは、「ほぼ全部違います!」ですね。
県内にそのような竹を扱っている業者はもうないのです。
わずかに建築資材用や漁業につかう筏程度で、
籠やざるなどの竹ヒゴを扱う業者はすっかり姿を消してしまいました。
ここ香川だけではなく、日本全国同じような状態です

安い中国の竹製品を、和風に飾っているだけなのです。
残念なことです。
当の日本人が、そのことに危機感を感じていないのも残念です。
山の竹が民家まで押し寄せてきています。
竹の技術を持つ人が高齢者ばかりで、次世代に継承されていません。
古民家カフェや和風レストランでおしゃれにランチを楽しんでいる人たち、
その涼しげな竹のコースターもマドラーも、地元の竹は一切使われてないですよ(>_<)。
たぶん国産でもないでしょう


新谷竹材店さんから譲っていただいた
竹割の機械「ゆきえちゃん号」。
去年、高松に唯一存在していた竹職人さんのお店が廃業しました。
とうとう、高松には一軒も竹を手仕事で加工してくれる業者がなくなりました。
でも、どうしても割竹が必要な場面はあります。
しかたなく、新谷竹材店さんが、カバーできる部分は引き受けるようになりました。
先日、たんぽぽに来て、長~い竹ヒゴをゆきえちゃん号を使って作りました。
高松市内の高校の文化祭で使うそうです。
大きなハリボテの人形を作るらしいです

そのほかにも華展やステージの飾りなどなど、けっこう依頼があるのだそうです。
竹は丈夫で形も自由に加工できる最もエコな素材です。
もっと、手軽に好きな長さや部位の竹が手に入れば、様々な場所で活用できると思います

自分で竹を編んで籠が出来たら楽しいと思いますし


今日、日本でこれまた最後に残った竹の機械を製造してしる鉄工所から
「ゆきえちゃん2号」が届きました

「ゆきえちゃん2号」は竹の皮を剥ぐ機械です。
竹の皮部分は、虫がつかず、腐食しにくいため、家屋の天井や建具などの装飾に使われていて、
美しい網代模様など、日本的な風情ある暮らしを演出してくれました。
今ではめったに見ることができませんね~~~

たんぽぽに来られる竹師匠たちは、
もちろん小刀1本で
竹の皮も鮮やかに剥ぐことができます

ですが、お土産作りなど、たくさん作る場合は、素朴な機械を使うこともアリでしょう。
ゆきえちゃん2号は、戦前戦後の時代の機械と構造やスタイルがほぼ同じです。
ですが、ホントによく出来ています。
竹の性質を知り尽くした人でないと作れない機械なのです

上の写真が何十年も使っている、ゆきえちゃん1号。
下の写真が今日納品された、ゆきえちゃ2号です

作リ出すのも努力なら、無くさないようにするのも大きな努力と忍耐が必要です

強力な応援団!!
2011年08月04日
たんぽぽの風企画の石原代表、
5年前に脳梗塞で倒れてから、失語症と闘う毎日。
私は病気になった後に知り合ったので、
元気だったころの話は、本人から聞くことができず、
訪ねてきた人に教えてもらうくらいで、ほとんど知りません(T_T)。
先日、妖艶なお年頃の御婦人たちがにぎやかにたんぽぽに集まってきました
石原さんは元気だったころ職場のバレーボールチームに属していて、
選手として活躍しながら、
女子バレーボール部の監督さんでもあったそう
。
厳しくもやさしい石原監督は女子バレーボールチームを8連勝するにまで育て上げました!
その時の部員の人たちが中心になって集まってくれたのです。
口々にその頃の思い出話や楽しかったことを話して、たんぽぽは久々の大賑わいでした
皆さん、それぞれ職務を全うされ、御勇退ののち静かにお過ごしだったところ、
石原さんのこと、お遍路さんのお土産開発事業のこと、を風のうわさで知ったとのことで、
「何かお手伝いできることはありませんか?」と訪ねて来てくれたのです
たんぽぽの「みんなで作るお遍路さんのお土産開発事業」は、
障害者や高齢者が、自宅でいながら作業ができる内職(在宅ワーク)用のお仕事であること、
施設や作業所の利用者、一般就労の雇用とは違い、
本人だけの能力や適性で評価されるものではなく、
家族や支援者とともに作業をして、成果品に対して適正な報酬を支給すること、
そして、その作業に携わることにより、
地域での孤立を防ぎ、住民同士の助け合いのシステムを作る、
などなど
趣旨を説明させていただきました
。
皆さん、とても喜んで支援作業者に名乗りを上げてくれました。
作業の工程は10以上あります。
障害や加齢、得て不得手によって、
できることが限られています。
時間もかかるかもしれません。
障害が重ければ重いほど、作業効率は悪くなります。
でも、それらをみんなで補い合って、ボランティアの人たちの力も借りて
作っていけば、製品「杖のあと」はきちんと出来上がるのです。
「杖のあと」は多くの人が携わって、助け合って作るお土産品だからこそ、
お遍路さんにとって価値あるお土産になるのです。
お遍路は、その旅の中で、お遍路の精神を学びます。
「人は一人で生きられるものではなく、謙虚に感謝して生きる」こと。
お土産製造の過程そのものも、遍路の精神と同じなのです。
全く同じものを機械や海外で製造することも出来るかもしれません
。
しかし、中身は全く違います。誰もマネをすることができないものなのです!
力強い応援団ができたことで、
石原代表は、大満足
麗しい御婦人たちに囲まれて
「殿、御満悦~~~~
」
状態でした^m^。
5年前に脳梗塞で倒れてから、失語症と闘う毎日。
私は病気になった後に知り合ったので、
元気だったころの話は、本人から聞くことができず、
訪ねてきた人に教えてもらうくらいで、ほとんど知りません(T_T)。
先日、妖艶なお年頃の御婦人たちがにぎやかにたんぽぽに集まってきました

石原さんは元気だったころ職場のバレーボールチームに属していて、
選手として活躍しながら、
女子バレーボール部の監督さんでもあったそう

厳しくもやさしい石原監督は女子バレーボールチームを8連勝するにまで育て上げました!
その時の部員の人たちが中心になって集まってくれたのです。
口々にその頃の思い出話や楽しかったことを話して、たんぽぽは久々の大賑わいでした

皆さん、それぞれ職務を全うされ、御勇退ののち静かにお過ごしだったところ、
石原さんのこと、お遍路さんのお土産開発事業のこと、を風のうわさで知ったとのことで、
「何かお手伝いできることはありませんか?」と訪ねて来てくれたのです

たんぽぽの「みんなで作るお遍路さんのお土産開発事業」は、
障害者や高齢者が、自宅でいながら作業ができる内職(在宅ワーク)用のお仕事であること、
施設や作業所の利用者、一般就労の雇用とは違い、
本人だけの能力や適性で評価されるものではなく、
家族や支援者とともに作業をして、成果品に対して適正な報酬を支給すること、
そして、その作業に携わることにより、
地域での孤立を防ぎ、住民同士の助け合いのシステムを作る、
などなど
趣旨を説明させていただきました

皆さん、とても喜んで支援作業者に名乗りを上げてくれました。
作業の工程は10以上あります。
障害や加齢、得て不得手によって、
できることが限られています。
時間もかかるかもしれません。
障害が重ければ重いほど、作業効率は悪くなります。
でも、それらをみんなで補い合って、ボランティアの人たちの力も借りて
作っていけば、製品「杖のあと」はきちんと出来上がるのです。
「杖のあと」は多くの人が携わって、助け合って作るお土産品だからこそ、
お遍路さんにとって価値あるお土産になるのです。
お遍路は、その旅の中で、お遍路の精神を学びます。
「人は一人で生きられるものではなく、謙虚に感謝して生きる」こと。
お土産製造の過程そのものも、遍路の精神と同じなのです。
全く同じものを機械や海外で製造することも出来るかもしれません

しかし、中身は全く違います。誰もマネをすることができないものなのです!
力強い応援団ができたことで、
石原代表は、大満足

麗しい御婦人たちに囲まれて
「殿、御満悦~~~~

状態でした^m^。

イベント無事終了
2011年08月01日
昨日、無事に
志度音楽ホールでの展示を終えました(^O^)/。
「杖のあと」を30個程用意して展示しました。
こうやって並べてみると
商品らしい感じがしますね(笑)。
実行委員長の片岡さんが、
受付で配布するチラシの裏に
「たんぽぽの風企画」を大きく紹介してくれていました。
感激です!!
県内のアマチュアミュージシャンの方々が多く集まっていらしたので
その人たちに知ってもらえることができました。
このイベントのテーマは
「文化で町を元気にする」です。
音楽や芸術、美しい建造物、歴史や信仰・・・、
人の心で町を元気にしよう、というコンセプトです。
今まで「お金」に振り回され過ぎていたのかもしれません。
多くの人が、お金が無ければ何をやってもダメと思っていたのかもしれません。
間違っているし、さみしいことです。
今になって、やっと、本当に人の心を耕すのは
「文化」であることに
気付いたり、思い出したりしています。
ですが、どんなに景気が良くて、浮かれていた時代であっても
それに関係なく、「文化」を大切にし続けていた人たちがたくさんいます。
「お金」が無くなって派手さは無くなってしまったかもしれませんが、
「文化」自体は色あせたりはしないのです
スペシャルゲストの原田真二さんがパネルディスカッションで
「音楽やその他の文化は、何であっても、直接人の心に作用して、動かすことができるもの」と
言っていました。
そして「一番大切なことは、やさしさ」だとおっしゃっていました。
私たちのお土産「杖のあと」は正に、「やさしさ」を届けるために開発したものです。
四国の自然に抱かれて、古の道を辿るとき、
時間や空間を超え、普遍の日本人の心とは何か、と
考えたとき、やはりそこには
「南無大師遍照金剛」、
「自分に厳しく、ひとにはやさしさと労わりの心を」
の言葉そのものだったのです。
四国には素晴らしい文化があるなぁ、と
40年以上考えたこともなかったですが、
本当にうれしく思えました
原田真二さんも原爆の町、広島で生まれ育ち、
ミュージシャンとして、平和への祈りを使命と感じて、国内外で活躍されています。
その中で、日本人の普遍的な和を重んじる心に気付き
「鎮守の杜コンサート」という活動もされています。
私たちと思いはいっしょでした
。
勝手に感動で~~~す(*^。^*)。
懇親会で、少しお遍路についてお話しさせていただきました。
松山でお寺をされている親戚がいらっしゃるとのことで、
四国遍路について、少し興味を持っていただけました。
原田さんのような音楽界をリードし続け
若いミュージシャンに影響を与える存在の人が、
そのような活動をされていることは、
これからの未来に希望が持てます。
本当に有意義なイベントでした
。
大山市長さんを始め、オリーブガイナーズの社長さんなど、
たくさんの人に見ていただけました。
風変りなお土産かもしれませんが、
趣旨は十分理解していただけたと満足しています(^O^)。

長時間実演し続けた、石原代表、A木さん、お疲れさまでした!!
がんばりました
志度音楽ホールでの展示を終えました(^O^)/。
「杖のあと」を30個程用意して展示しました。
こうやって並べてみると
商品らしい感じがしますね(笑)。
実行委員長の片岡さんが、
受付で配布するチラシの裏に
「たんぽぽの風企画」を大きく紹介してくれていました。
感激です!!
県内のアマチュアミュージシャンの方々が多く集まっていらしたので
その人たちに知ってもらえることができました。
このイベントのテーマは
「文化で町を元気にする」です。
音楽や芸術、美しい建造物、歴史や信仰・・・、
人の心で町を元気にしよう、というコンセプトです。
今まで「お金」に振り回され過ぎていたのかもしれません。
多くの人が、お金が無ければ何をやってもダメと思っていたのかもしれません。
間違っているし、さみしいことです。
今になって、やっと、本当に人の心を耕すのは
「文化」であることに
気付いたり、思い出したりしています。
ですが、どんなに景気が良くて、浮かれていた時代であっても
それに関係なく、「文化」を大切にし続けていた人たちがたくさんいます。
「お金」が無くなって派手さは無くなってしまったかもしれませんが、
「文化」自体は色あせたりはしないのです

スペシャルゲストの原田真二さんがパネルディスカッションで
「音楽やその他の文化は、何であっても、直接人の心に作用して、動かすことができるもの」と
言っていました。
そして「一番大切なことは、やさしさ」だとおっしゃっていました。
私たちのお土産「杖のあと」は正に、「やさしさ」を届けるために開発したものです。
四国の自然に抱かれて、古の道を辿るとき、
時間や空間を超え、普遍の日本人の心とは何か、と
考えたとき、やはりそこには
「南無大師遍照金剛」、
「自分に厳しく、ひとにはやさしさと労わりの心を」
の言葉そのものだったのです。
四国には素晴らしい文化があるなぁ、と
40年以上考えたこともなかったですが、
本当にうれしく思えました

原田真二さんも原爆の町、広島で生まれ育ち、
ミュージシャンとして、平和への祈りを使命と感じて、国内外で活躍されています。
その中で、日本人の普遍的な和を重んじる心に気付き
「鎮守の杜コンサート」という活動もされています。
私たちと思いはいっしょでした

勝手に感動で~~~す(*^。^*)。
懇親会で、少しお遍路についてお話しさせていただきました。
松山でお寺をされている親戚がいらっしゃるとのことで、
四国遍路について、少し興味を持っていただけました。
原田さんのような音楽界をリードし続け
若いミュージシャンに影響を与える存在の人が、
そのような活動をされていることは、
これからの未来に希望が持てます。
本当に有意義なイベントでした

大山市長さんを始め、オリーブガイナーズの社長さんなど、
たくさんの人に見ていただけました。
風変りなお土産かもしれませんが、
趣旨は十分理解していただけたと満足しています(^O^)。

長時間実演し続けた、石原代表、A木さん、お疲れさまでした!!
がんばりました

志度音楽ホール展示準備
2011年07月29日

いよいよ初披露の
お遍路さんのお土産「杖のあと」

サンプルを作っても作っても、
あっちこっちで配っているのでなかなか展示用のものができません(>_<)。
高松のかがわ総合リハビリテーションセンターの
就労訓練施設に作業の説明に行きました。
利用者さんの年齢層はマチマチですが
やはり地元の文化「四国遍路」を知らない人はいません。
地域の隅々に浸透しているんだな、と感じました。
「たんぽぽの風企画」は、
去年のリハセン訓練卒業生の石原さんが作った会であること、
障害者の就労が難しい現状にあるため、自宅でできる仕事を作ったこと
を説明するとびっくりしていました。
お遍路さんの持つ金剛杖の意味や
「南無大師遍照金剛」の意味についても説明すると
「杖のあと」はいいお土産だね、
と利用者の方にも言ってもらえました。
障害の程度や好みで
それぞれの作業に挑戦します。
慣れないミニ鋸やカッター、リボン結び(なぜか縦結びになる

頑張って練習しました。
四国に住む人にとっては
やはり遍路は身近で、尊い存在でもあり、ふるさとの大切な宝もの、
という気持ちが知らず知らずに根付いています。
一生懸命、心を込めて作ってくれたリハセン訓練の金剛杖も
明後日の志度音楽ホールのイベント会場で展示します

まだスッキリ美しい仕上がりにはなっていませんが、
試験販売開始までには練習を繰り返して、お遍路さんに喜んでもらえるものに仕上げたいと思います。

会場設営の打ち合わせに行きました。
たんぽぽの風企画代表の石原さんは絵手紙作りの実演を、
リハビリセンター訓練時代の仲間だった人が竹作業の実演をします。
打ち合わせに来ていた市内の福祉施設の人が
「杖のあと」を見て、
「利用者さんが作ったんですか?」と聞いてきました。
「いいえ、このお土産は在宅の障害者や高齢者のために作ったものです!
自宅で作業ができて、地域の中で暮らすための事業です

一瞬キョトンとした顔をしていましたが、
「へ~~、それはいい

と感心してくれました。
施設でもない「たんぽぽの風企画」が
福祉の制度を全く使わず、ものを作って販売することは
とてもとても珍しいことなんでしょう

だからと言って、施設単位でないと売り物が作れない、ということはないと思うのです。
家族や地域の人たちに手伝ってもらいながら
みんなで作れば、なんだって作れるんです

「杖のあと」はそうやって作ったお土産品です

とうとう初披露\(◎o◎)/!
2011年07月24日
たんぽぽの風企画が社運(?)をかけた事業!
「みんなで作るお遍路さんのお土産事業」
しつこいようですが、
地元の竹で、地元の人が手作りしたお遍路さんのお土産品
ミニチュア金剛杖
「杖のあと」
お披露目の日が決まりました!!

このイベントは、
志度町時代のテアトロン音楽祭を復活させるための決起集会も兼ねているそうです。
さぬき市を音楽で元気にするために、
みんなで知恵を絞ってる人たちがいます。
テアトロンでアマチュアミュージシャンの勝ち抜きステージ、
グランプリに、プロの道を作る
、
明日のスターを目指す、エネルギーあふれる若者を応援する企画です!
そして、プロ、アマ、音楽学校、などなど音楽に携わる人たちの
合宿や発表の場所を提供して、さぬき市に多くの人が訪れるようにしたい
、
と実行委員長の片岡さんは頑張っています(*^。^*)。
それぞれの得意な分野で地元を活性させようとがんばってるんですね
片岡さんにはいろいろと、たんぽぽの相談をしたりして、お世話になってます。
いつか、お遍路を盛り上げるステキなテーマソングを作ってもらいたいな~、と思ってるんです
そんなご縁で、今回、
「地域を元気にする」ってテーマなので
たんぽぽも参加させていただくことになりました
皆さんの肉眼で
「杖のあと」がご覧になれます
当日はサンプル品を展示するだけで残念ながら販売はしません
が、石原代表たちの絵手紙作りと竹の加工の実演も行います。
ひとつひとつ、心をこめて作られているところを見てもらいたいと思ってます
スぺシャルゲストの原田真二さんも見てくれるかも
7月31日(日)10:00~
志度音楽ホール
チケット前売り 市民500円 その他1000円
詳しくは
テアトロン音楽祭復活準備委員会
TEL 0879-52-6833
「みんなで作るお遍路さんのお土産事業」
しつこいようですが、
地元の竹で、地元の人が手作りしたお遍路さんのお土産品
ミニチュア金剛杖
「杖のあと」
お披露目の日が決まりました!!


このイベントは、
志度町時代のテアトロン音楽祭を復活させるための決起集会も兼ねているそうです。
さぬき市を音楽で元気にするために、
みんなで知恵を絞ってる人たちがいます。
テアトロンでアマチュアミュージシャンの勝ち抜きステージ、
グランプリに、プロの道を作る

明日のスターを目指す、エネルギーあふれる若者を応援する企画です!
そして、プロ、アマ、音楽学校、などなど音楽に携わる人たちの
合宿や発表の場所を提供して、さぬき市に多くの人が訪れるようにしたい

と実行委員長の片岡さんは頑張っています(*^。^*)。
それぞれの得意な分野で地元を活性させようとがんばってるんですね

片岡さんにはいろいろと、たんぽぽの相談をしたりして、お世話になってます。
いつか、お遍路を盛り上げるステキなテーマソングを作ってもらいたいな~、と思ってるんです

そんなご縁で、今回、
「地域を元気にする」ってテーマなので
たんぽぽも参加させていただくことになりました

皆さんの肉眼で
「杖のあと」がご覧になれます

当日はサンプル品を展示するだけで残念ながら販売はしません

が、石原代表たちの絵手紙作りと竹の加工の実演も行います。
ひとつひとつ、心をこめて作られているところを見てもらいたいと思ってます

スぺシャルゲストの原田真二さんも見てくれるかも

7月31日(日)10:00~
志度音楽ホール
チケット前売り 市民500円 その他1000円
詳しくは
テアトロン音楽祭復活準備委員会
TEL 0879-52-6833
小説や音楽、アートのように
2011年07月19日
前回とうとう発表した
たんぽぽの風企画一世一代の大事業!
「みんなで作るお遍路さんのお土産」開発事業
「杖のあと」の試験販売に向けて佳境に入ってます。
途中、何度も耳にしたアドバイスの言葉。
「作る人の事より買う人の事を考えなさい!」
どんなに作る側に意義があろうと、良い事であろうと、
買う人にとっては関係ない。
その商品を買って、自分が得することがないと、
人はモノを買わない。
買う人に合わせて商品は作らないといけない。
ビジネスの常識では、そうなんでしょうね
でも、そうとも限らないよ。
本や音楽は、作者が表現したいものを表現している。
小説家やミュージシャン、画家のような芸術家は、
自分の書きたいことを書き、好きな歌や絵を作り出しているはず。
「売れること」ばかりを考えて、世間に媚びって作っても
きっとおもしろくないものしかできないだろう。
作り手の、その人らしさをウリにする方法もあると思うのです。
だから私たちは、このお土産を本や音楽のように販売したいのです。
音楽や小説を選ぶときのように、
「どんな人が作っているんだろう?」
「ちょっと味わってみよう」
と思えるお土産になればいいな、と思っています。

「繁栄を極めたかに見えた 日本」 え:龍仁(ホウレンソウ) 文:たけし
地元の材料、地元の人たち、お遍路を支え愛する人たちの作ったお土産を
自分の得になる、ならないで選ばれるのは悲しい・・・。
きっと、弘法大師も喜ばないよ
たんぽぽの風企画一世一代の大事業!
「みんなで作るお遍路さんのお土産」開発事業

「杖のあと」の試験販売に向けて佳境に入ってます。
途中、何度も耳にしたアドバイスの言葉。
「作る人の事より買う人の事を考えなさい!」
どんなに作る側に意義があろうと、良い事であろうと、
買う人にとっては関係ない。
その商品を買って、自分が得することがないと、
人はモノを買わない。
買う人に合わせて商品は作らないといけない。
ビジネスの常識では、そうなんでしょうね

でも、そうとも限らないよ。
本や音楽は、作者が表現したいものを表現している。
小説家やミュージシャン、画家のような芸術家は、
自分の書きたいことを書き、好きな歌や絵を作り出しているはず。
「売れること」ばかりを考えて、世間に媚びって作っても
きっとおもしろくないものしかできないだろう。
作り手の、その人らしさをウリにする方法もあると思うのです。
だから私たちは、このお土産を本や音楽のように販売したいのです。
音楽や小説を選ぶときのように、
「どんな人が作っているんだろう?」
「ちょっと味わってみよう」
と思えるお土産になればいいな、と思っています。

「繁栄を極めたかに見えた 日本」 え:龍仁(ホウレンソウ) 文:たけし
地元の材料、地元の人たち、お遍路を支え愛する人たちの作ったお土産を
自分の得になる、ならないで選ばれるのは悲しい・・・。
きっと、弘法大師も喜ばないよ

いよいよお披露目です!!
2011年07月16日
たんぽぽの風企画は、
さぬき市にあります。
さぬき市は四国霊場88か所の最後の札所、
86番志度寺、87番長尾寺、88番大窪寺があります。
上がり三ヶ寺といいます。
たんぽぽでは、
昨年から一生懸命準備をして来た事があります。
それは、
障害がある人も無い人も、高齢者も
いっしょになって作る
お遍路さんのお土産開発です!
障害者や高齢者、その家族が、
自宅に暮らしながら、在宅で作業をします。
地域の文化に関わり、大切に思い、
お土産作りを通して、地域と繋がりをつくっていく事業です!

88番大窪寺では、お遍路を終えた人たちが金剛杖を奉納して帰ります。
それに因んで
ミニチュアの金剛杖を作りました。
材料の竹も作る人も、全て地元製です。
さぬき市長尾は竹の産地です。
竹の達人がまだまだ存在しています。
いつまでも伝えていきたい大切な技術です。
ミニ金剛杖には絵手紙がついています。
すべて手描きです。
障害者や高齢者は趣味やリハビリのため、
絵を描く人が多くいます。
でも、それが人目に付く場所に並べられたり、
ましてや、収入に変わることはほとんどありません。
しかし、その絵やメッセージはどれも味わいがあり
心に響きます。
日常のささやかな気付きを捉え、
絵や文に織り込められています。

地元に住んでいても
体が弱くお遍路に出られない人が大勢います。
お遍路さんへのお土産を作ることで
遍路を旅する人たちと、心を重ねます。
ひとつひとつ手作りで、
ひとつひとつ心を込めて・・・。
「お遍路さんの旅の安全と願い事の成就をお祈りします」
お土産の名前は
「杖のあと」
商品名の横には
「私の分まで巡ってください・・・」と添え書きがあります。

お遍路さんの白衣の背中にある
「南無大師遍照金剛」、
「自分を厳しく律し、他人にやさしくいたわりの心を持つ」
という意味です。
今の日本人に最も必要な言葉ではないんかな・・・。

お遍路を無事に終え、
家路につくとき、
このミニ金剛杖「杖のあと」を
結願の想い出として、お手にとっていただきたいと思います。
そして、日常の生活に戻った時も、
遍路の精神を時々思い出してもらえればと思っています。
この夏の試験発売を目指して頑張っています!!
さぬき市にあります。
さぬき市は四国霊場88か所の最後の札所、
86番志度寺、87番長尾寺、88番大窪寺があります。
上がり三ヶ寺といいます。
たんぽぽでは、
昨年から一生懸命準備をして来た事があります。
それは、
障害がある人も無い人も、高齢者も
いっしょになって作る
お遍路さんのお土産開発です!
障害者や高齢者、その家族が、
自宅に暮らしながら、在宅で作業をします。
地域の文化に関わり、大切に思い、
お土産作りを通して、地域と繋がりをつくっていく事業です!

88番大窪寺では、お遍路を終えた人たちが金剛杖を奉納して帰ります。
それに因んで
ミニチュアの金剛杖を作りました。
材料の竹も作る人も、全て地元製です。
さぬき市長尾は竹の産地です。
竹の達人がまだまだ存在しています。
いつまでも伝えていきたい大切な技術です。
ミニ金剛杖には絵手紙がついています。
すべて手描きです。
障害者や高齢者は趣味やリハビリのため、
絵を描く人が多くいます。
でも、それが人目に付く場所に並べられたり、
ましてや、収入に変わることはほとんどありません。
しかし、その絵やメッセージはどれも味わいがあり
心に響きます。
日常のささやかな気付きを捉え、
絵や文に織り込められています。

地元に住んでいても
体が弱くお遍路に出られない人が大勢います。
お遍路さんへのお土産を作ることで
遍路を旅する人たちと、心を重ねます。
ひとつひとつ手作りで、
ひとつひとつ心を込めて・・・。
「お遍路さんの旅の安全と願い事の成就をお祈りします」
お土産の名前は
「杖のあと」
商品名の横には
「私の分まで巡ってください・・・」と添え書きがあります。

お遍路さんの白衣の背中にある
「南無大師遍照金剛」、
「自分を厳しく律し、他人にやさしくいたわりの心を持つ」
という意味です。
今の日本人に最も必要な言葉ではないんかな・・・。

お遍路を無事に終え、
家路につくとき、
このミニ金剛杖「杖のあと」を
結願の想い出として、お手にとっていただきたいと思います。
そして、日常の生活に戻った時も、
遍路の精神を時々思い出してもらえればと思っています。
この夏の試験発売を目指して頑張っています!!
大窪寺に成功祈願!
2011年06月24日
急に暑くなってしまいました(>_<)。
いよいよ季節が真夏になってしまいました。
たんぽぽの風企画では
去年から準備をしてきた事があります
。
いよいよコチラも夏本番
熱く燃えてきました\(◎o◎)/!
人や自然とがつながり、
人の優しさを思い出し、
地域に愛着を感じる、
そんな事業を考えてきました。
単なる思い付きから始まった、
全く後先も考えず、
元金もゼロで
よくもここまで来たもんだ
途中、大きな災害が起こり、
このまま続けていいもんだか、悩んだ時もありました(>_<)。
でも、
身近な少しの人を助けることができないで、
遠くの大勢の人が助けられるハズも無いワケで・・・。
そんなこんなで、周りの多くの人たちに助けられて、
なんとか現実的に動きだせそうなところまで来ました
。
いったい何すんやーーーーっ
はよぉ言えっ!
っと、思っている人、
残念!!
まだ言わないもんねー
!イヒヒ・・・。
とにかく、楽しく愉快にここまでこれたことに
感謝
し、
大窪寺さんへ行って参りました!


木内師匠は、
大きな交通事故から命を助けてもらったお礼を、
石原代表は
事業の成功と
失語症の改善と・・・、
みんな、それぞれの思いを持って
手を合わせてきました
。

お遍路さんの金剛杖がたくさん奉納されています。
お遍路さんの心が感じらます。
さぬき市にはいい文化が残っているんだなぁ、
と改めて思いました。
いよいよ季節が真夏になってしまいました。
たんぽぽの風企画では
去年から準備をしてきた事があります

いよいよコチラも夏本番

熱く燃えてきました\(◎o◎)/!
人や自然とがつながり、
人の優しさを思い出し、
地域に愛着を感じる、
そんな事業を考えてきました。
単なる思い付きから始まった、
全く後先も考えず、
元金もゼロで

よくもここまで来たもんだ

途中、大きな災害が起こり、
このまま続けていいもんだか、悩んだ時もありました(>_<)。
でも、
身近な少しの人を助けることができないで、
遠くの大勢の人が助けられるハズも無いワケで・・・。
そんなこんなで、周りの多くの人たちに助けられて、
なんとか現実的に動きだせそうなところまで来ました

いったい何すんやーーーーっ

っと、思っている人、
残念!!
まだ言わないもんねー

とにかく、楽しく愉快にここまでこれたことに
感謝

大窪寺さんへ行って参りました!


木内師匠は、
大きな交通事故から命を助けてもらったお礼を、
石原代表は
事業の成功と
失語症の改善と・・・、
みんな、それぞれの思いを持って
手を合わせてきました


お遍路さんの金剛杖がたくさん奉納されています。
お遍路さんの心が感じらます。
さぬき市にはいい文化が残っているんだなぁ、
と改めて思いました。
地 水 火 風 空
2011年06月16日
インドの古代思想で、宇宙を構成する五つの要素、
地 水 火 風 空
五大思想。
日本では、お墓に五輪塔を建てたり、五輪の凡字が書かれた卒塔婆を立てます。
五輪とは、この五大を意味しているそうです。
現在はお墓といえば四角い石ってイメージだけど
このタイプは江戸時代以降なんだって。
お遍路さんの持つ金剛杖にも
上部には五輪の凡字が印されています。
遍路道は険しく、辛く厳しい旅だったため、
途中で命を落とす人も多かったそうです。
また、帰る故郷も家もなく
死ぬまで四国を巡る「時無し遍路」も多く、
お遍路は「死」と隣り合わせ、
覚悟の旅でもあったのです。
旅に倒れたとき、
近くの村人が、金剛杖を立てて、埋葬してあげたそうです。
亡くなった人にも「お接待」をしてたんですねー。
お遍路さんは宇宙に返って行けたでしょうね。

今日は、私も
竹製ミニチュア金剛杖の
五輪部分の作業を手伝いました

剃刀くらいの大きさの小さなのこぎりで
竹に切れ込みを四方に入れていきます。
単純な作業ですが、
黙黙と切り込んでいくと
なぜだか心が落ち着きます
最近、仏像を造るのが流行ってるらしいけど
こんな気分かな
荒く割った竹を小刀1本で杖状に細く削っている佐々木師匠は、
いつも黙黙と必死の顔で作業してて
話しかけても
ちょっとやそっとでは返事をしません
まさに「無心」で金剛杖を作っています
。

普段は帽子を掛けてます
普段は見えなくて考えないようにしていても
私たちは皆、見えない「杖」を持っているのかもしれないな。
今年は、痛い程そのことを思い知った(涙)。
地 水 火 風 空
五大思想。
日本では、お墓に五輪塔を建てたり、五輪の凡字が書かれた卒塔婆を立てます。
五輪とは、この五大を意味しているそうです。
現在はお墓といえば四角い石ってイメージだけど
このタイプは江戸時代以降なんだって。
お遍路さんの持つ金剛杖にも
上部には五輪の凡字が印されています。
遍路道は険しく、辛く厳しい旅だったため、
途中で命を落とす人も多かったそうです。
また、帰る故郷も家もなく
死ぬまで四国を巡る「時無し遍路」も多く、
お遍路は「死」と隣り合わせ、
覚悟の旅でもあったのです。
旅に倒れたとき、
近くの村人が、金剛杖を立てて、埋葬してあげたそうです。
亡くなった人にも「お接待」をしてたんですねー。
お遍路さんは宇宙に返って行けたでしょうね。

今日は、私も
竹製ミニチュア金剛杖の
五輪部分の作業を手伝いました


剃刀くらいの大きさの小さなのこぎりで
竹に切れ込みを四方に入れていきます。
単純な作業ですが、
黙黙と切り込んでいくと
なぜだか心が落ち着きます

最近、仏像を造るのが流行ってるらしいけど
こんな気分かな

荒く割った竹を小刀1本で杖状に細く削っている佐々木師匠は、
いつも黙黙と必死の顔で作業してて
話しかけても
ちょっとやそっとでは返事をしません

まさに「無心」で金剛杖を作っています


普段は帽子を掛けてます

普段は見えなくて考えないようにしていても
私たちは皆、見えない「杖」を持っているのかもしれないな。
今年は、痛い程そのことを思い知った(涙)。