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Posted by あしたさぬき.JP at

ゆっくり曲げよう

2011年02月26日

昨日、小学校PTAの部会があり
今年度の反省や次年度活動への意見交換がありました。

年間を通して数回、
母親対象の研修等を行う部会です。

反省点の中で
部員のための講座なのに出席率が低い、
という意見がありました。
コミュニティーセンターの方が
この部会のそもそもの趣旨を話してくれました。

戦後、子どもの母親たちは、
子育ての知識があまりなく
(戦前の古い考え方を持っていた時代)
文化や教養を高める機会もなかったので
市が助成金を出して、PTA活動を支援した、
ということです。
でも、現在はカルチャースクールなど
趣味や教養を楽しむチャンスがどこにでもあるので
あまり興味を持たなくなったのでは。
と言っていました。

部員の中にはその趣旨を全く理解しておらず、
自分の担当になった研修だけ参加していればいい
と思っていた人もいたそうです。

ほぼ平日の日中に開かれる研修会なので
仕事を持っている人は参加しにくいので
選考の時に、そのことはきちんと周知しておく必要があったと思われます。
(土日が仕事と言う人も多いので、一概には言えんけど。)
しかし、仕事や用事が理由ではなく、
単に「私には関係ない内容」と言う理由で不参加の方もいたようです。


研修の内容は多様で、
私個人にとっても
興味の有るものと無いものがありあます。
でも、「おもしろくなさそ(=_=)」と思って参加したものも
やはり一応楽しかったし、何かしら得るものはありました。

巷にカルチャー講座はたくさんあふれてますが
自分でお金を払ったり選んで行くものは、
当然、自分の好みのものであり、興味のあるものです。
でも、
学校の行事で、半ば仕事として参加する研修や講座は
「自分では絶対行かない!」ものに出会うチャンスでもあると思うんです。
食わず嫌いに気付くこともあるだろうし、
なにより、自分の物差し以外の物差しを実感するチャンスですよ。
親は自分の考えを子どもに押し付けがちです。
狭い了見の中で、余裕もなく子育てしてしまってはいないか、
世の中にはいろいろなもの、考え、思いがあるんだ、ってことを知れば
必ず、自分自身の視野を広げることができるんでないかなぁ。


・・・なんて話をしていた中
一人のお母さんが
「(興味のない講座は)私は絶対行かない!!」と言いきってましたダウン



人生修業、まだまだこれからですな(笑)。



竹を曲げているところですスマイル
熱した鉄パイプに竹をあて、
ゆっくりゆっくり曲げていきます。
左右同じ加減に曲げていくのが難しいね。

人も急には変わりません曇り
年とともにゆっくり変わっていくんだろうね。
でも、いつでも変わる用意は心の中に持っておきたいね~。
そうやって角が取れて丸くなるンも悪くないぞ(^_-)-☆。
自然のものに教わることは多いね!
  

Posted by 0-た at 12:20Comments(3)日記

カンボジアから写真が届きました!

2011年02月23日

去年の秋に、
志度中学校と塩江中学校とで
カンボジアの奨学生に贈る手作りうちわ教室を開きました。

自分で作ったうちわに
好きなイラストやメッセージを描いて
香川県のボランティア団体セカンドハンドの支援を受けて
学校へ通っているカンボジアの奨学生の人たちにプレゼントしました。

そのうちわが贈呈された時の写真が送られてきましたピカピカ




とてもいい笑顔ですね~~~。
返事も書いてくれていて、
現地のスタッフの方が写真に撮ってメールに添付してくれました。
(カンボジアからの郵便はとっても高いのですガーン

実物は来月、セカンドハンドの方が
カンボジアへ行って直接受け取って帰ってくる予定です。

メールで先に送ってくれた手紙は
各中学校へ転送しました。
Eメールって便利だなぁ~~~。
でも、やっぱり手書きの手紙が気持ちが伝わるネ。
便せんにかわいいイラストも描いてくれていましたニコニコ

手紙は英語で書かれています。
カンボジアはクメール語なので
日本と同じように勉強しています。
貧しくて学校へ行けてなかった子どもたちなのに、
長文の英文です!
スゴい頑張りですオドロキ
うちわのお礼、支援への感謝の気持ちを綴ってくれてます。

両中学の生徒たちも、
これを受け取ったら、英語の勉強に力が入るかも!
これからも交流が続くといいなぁ。
  

Posted by 0-た at 20:10Comments(2)活動報告

これ何だー??

2011年02月18日



これは、鯛の身をほぐす道具ですさかな

浜焼など、鯛を丸ごと調理して、ホッカホッカの身をほぐして食べるんですって太陽

美味しそ~~~~!!

風情があって美味しさを引き立ててくれそうなこの道具、
竹で出来ていて、竹の自然のツヤがいい感じハート

ところが、この小さな小道具を
手作りしていた県外の職人さんが、
高齢のため作れなくなったそう・・・・。

日本料理をオシャレに演出してくれる様々な竹製品、
国産の竹で、日本人が作るものがどんどん無くなってきていますタラーッ

竹を火であぶって曲げたので
カーブした部分に焦げた跡があります。
プラスティック樹脂と違って、味わいがありますね~~~。

また一つ小さな国産が消えた瞬間です・・・・。


今週は、いい事やちょぴり悲しい事がいろいろありました。
ガッカリしたり、元気になったり
ションボリしたり、喜んだり
ここんところの天気のように大荒れでした。

勤め人時代の
毎日が同じことの繰り返し、
とは違って面白いったぁ、面白いんだけど、
自分に自信が無くなる時があるんだよねぇ・・・、ふぅ。

まぁ、出来ることしか出来ませんから、
出来ることをやるしかないですね(意味不明(>_<))。  

Posted by 0-た at 12:28Comments(2)日記

笑顔

2011年02月11日

毎週木曜日の午後は竹教室。
中高年のおじ様たちが集まります。

笑顔のかわいい小島さんスマイル



竹の薄皮はぎ作業に挑戦してます。

始めて見たときは「こっわ~~~」と思ったナイショ
かがわ総合リハビリセンターの就労訓練に通ってますが、
週1回、たんぽぽに実習に来てくれます。
頸椎を悪くして手足に障害があります。
しばらく仕事もできず、家で過ごしてたそうです。
最初のころに比べてずいぶん穏やかな表情になりましたやぎ

絵が好きで面白い絵や言葉を描きます。
左手がうまく使えないのですが、竹ののこぎり作業は楽しそうです。
誰かが押さえてあげれば、たいていの作業はできそうですハンマー

仕事はひとりでするものではないです。
個人の能力ばかりを重視する風潮には疑問を感じます。



竹師匠たちはいつも仲良しで楽しそうニコニコ

ストーブの前でだべってるんではないですよ!
竹を乾かしながら歪みを直しているところです。
「ストーブの熱でも油が染み出てくるな~」
とベテランでも新しい発見をしたときは
こうして情報交換( ..)φメモメモ。
道具の調達や次の作業についても話し合います。



竹ひごを作る道具です。
幅を揃える器具と
厚みを揃える器具です。

これまた、石原代表のお知り合いの鉄工所の人が
「障害に負けずがんばってる石原さんに」と
とても安く特注で作ってくれました泣き

仕事はみんなが
教えたり、教えられたり
手を貸したり、貸してもらったり
応援したり、応援してもらったり。

個人の能力が高い人も
能力は高くなくても、みんなで助け合って仕事をしている人も
結局は同じ働き、仕事ができるのではないかなぁ・・・。

そんなことを思ってしまう竹作業の風景です晴れ


  

Posted by 0-た at 21:40Comments(3)日記

高松ふれあいの店で採用

2011年02月07日

  今日から高松市役所で始まった
「高松ふれあいの店」。
高松市内の障害者施設で作ったものを販売します。
たんぽぽの風企画に来てくれているダウン症の女の子
高橋ゆきちゃんとお母さんが
書道の書き損じ和紙に柿渋を塗って作った
「ゆきちゃんの和紙バスケット」が
開会式での
プレゼント贈呈用のバスケットに採用されましたニコニコ

この日のために去年の秋から一所懸命和紙に柿渋を塗っていました。


 
柿渋は塗ったその時は薄くても
太陽の光に当てておくと
だんだん色が濃いくなって
ツヤも出てきます。
芯に竹ひごも入っていてシッカリしてるんですよ。
















市長さんのあいさつやダンスパフォーマンスの後、
ステージに並んだ市長さんたちに
それぞれの障害者小規模作業所で作られている
クッキーやパン、手芸品などがプレゼントされます。



ゆきちゃんのバスケットに入ったプレゼントを持ってるよ~泣き



たんぽぽのスタッフの奥田翔平君の通っている
牟礼の「ほのぼのワークハウス」晴れ
軽作業のほかにクッキー作りや、農園での無農薬野菜作りもやってます。
ここも元分校で、
ノスタルジーな雰囲気のステキな施設なのですスマイル

今日から2月10日まで高松市役所ロビーでやってます。
ゆきちゃんの和紙バスケットのチラシも
ほのぼのワークハウスのコーナーに置いてあります。
良かったら見に行ってくださいね。  

Posted by 0-た at 16:54Comments(4)活動報告

道具と技

2011年02月05日

  めっちゃ小さいノコギリオドロキ
 きゃわいい~~~メロメロ

 細い竹を挽くときに使います。









 竹師匠たちの道具箱はすごい!
 面白道具がいっぱいつまってるピカピカ



     























自分で工夫している道具もいろいろあります。

竹のあらゆる部位を使って様々なモノを作り出す、

昆虫なんかリアル過ぎて触れないくらい精巧ですガーン


  トンボの羽やカブトムシの羽の部分も
  すべて竹から出来てます\(◎o◎)/!
  あの薄い薄い羽根の膜も竹のある部分を使って出来てるんです!!



  これがその材料の部分!
  
  真竹を割った内側に、オブラートのような
  うす~い うす~い膜がついてます。
  
  知ってた~~~!?

孟宗竹にはないんだって。
 
真竹をふたつに割って、ハケで木工用ボンドの水溶きを何度か重ね塗りします。
それをシッカリ乾かして、そろ~と皮を剥ぎます。
きれいに剥げると気持ちいいそうです晴れ

 
  とってもやさしい岡田師匠ハート

  細かい細かい作業もサクサクOK。

  たんぽぽの風企画の石原代表の元上司。
  そのころは結構きびしい上司だったそうですヨ。

 
石原さんの周りには人が集まります太陽







  

Posted by 0-た at 22:58Comments(2)活動報告

いつまでもあると思うな、親と職人

2011年02月01日

日曜日に、竹取りに行きましたが、
トラックから竹を下ろす作業のときに
木内師匠の頭にゴツンと下ろしている竹が当たってしまいましたオドロキ汗



木内師匠は80歳を超える高齢。
しかも一昨年大きな交通事故に遭い
生死をさまよい、必死のリハビリで
やっと少しづつ趣味の竹細工ができるようになりました泣き

頭を強打した木内師匠は
しばらく目をバシバシして痛みを堪えていました。
その前も、山での鋸作業で大活躍していて
体もかなりキツイ状態だったのに・・・・。



しばらくして
「どーもない、どーもない」と言いながら
「今から女竹を取りに行く!」といって、車に乗りこみましたダッシュ

翌日、心配で電話したら
「どーもない、どーもない!今持病の治療に病院来とんじゃ」
と言いました。

竹師匠たちは、みんな後期高齢者。

竹の見分け方、
竹の性質、
竹の加工の仕方、
竹の道具
竹の使い道
などなどなどなどなどなど

いつか(近い将来)竹を知り尽くした師匠たちは必ずいなくなります。

だけど、竹は勝手にドンドン生え続けます。

かつては使うために植えた「竹」。

竹を活かす人は死に絶えて
それを恨むかのように竹は繁殖し続ける・・・・・・。

小学校に当たり前のように来てくれる
地域のお年寄りの竹細工教室や藁細工教室。

あと10年、いや、あと5年、もっと早いか????
絶滅カウントダウン・・・。

高齢者はボランティアで当たり前!
竹はタダで当たり前!

タダの代償は余りにも大きい。

竹を知る人が死に絶えた後
竹は完全に駆除する存在になるのだろう。

木内師匠のケガが大したことなかったようなので
少し安心したけど、
もっと、もっと不安な気持ちになってしまったダウン

本当に時間がないな雷。  

Posted by 0-た at 11:40Comments(6)日記