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Posted by あしたさぬき.JP at

「努力する」

2012年01月19日

普段の私たちの生活の中では、
いつの間にか、
「自分の中の常識」とか「世間や時代の常識」とかが
無意識の中で支配していて、
何の疑問もなく「勝手にこんなもんや」、と思い込んで
考えや行動が知らない間に狭まっている事が多いものです。

障害のある方たちといっしょにいると、
そんな現代常識感覚病に気付かされることがよくあります。

先日、会計帳簿の整理をしていると、
それを見て、精神障害がある人から
「努力してるんや~」と言われましたオドロキ

えっ?
別に面倒くさいとは思うけど、努力しよる、って感覚ではないけどな~・・・(*_*)、
と思ったのですが、
考えてみれば、人によってはそうかもしれんーーー。
例えば、電話番くらい、とか、留守番くらい、とか伝票の整理くらい、とかとか、
普段私たちは、仕事だからやって当たり前、出来て当たり前、
と思ってしまうのだけど、
失語症の人には電話番は難しいし、
一人がとても不安な人もいるし、
整理が苦手な人もいる。

その作業が苦手だったり難しかったりする人にとっては、
私たちが思う以上に「努力」しなければ出来ないのです。
でも、その努力の部分は評価されず、
できない部分だけが目立ってしまう。

その精神障害の人はこーんなことが楽しくできちゃうピカピカ
   ↓


これこそ私にとっては努力しないとできないねー汗

今のような経済優先で、機械で大量生産、使い捨ての社会では
こんなすごいことが全く評価されず、
コミュニケーション能力や事務処理能力ばかりが問われます。
お金が全てを支配しているので、お金にならない事は無駄なことのように扱われてしまうのです。

この大量の「辰」の折り紙は、
ひとつひとつ手作りで丁寧に作られています。
きっといろいろなところで人々を優しい気持にしたり、
季節を感じてもらったり、幸運を招いてくれたりすると思います。

事務処理がちょっとばかり出来るからといって、
人間が上だ、ということはないのです。
勘違いしないようにしなければイカンです。
いつか、心が優先の社会になったとき、
立場が逆転するかもしれんのです木  

Posted by 0-た at 21:23Comments(3)日記