ユネスコ

2011年05月21日

東北の平泉がユネスコ世界遺産になりそうです。
被災地の方々に元気を与えるニュースです。
歴史文化を地元の人や多くの日本人が大切に思っていたことが
世界に認められることですから、
とても素晴らしいと思います。
被災者の方の故郷を想う気持ちが働いたのだと思います。

地元香川でも
ユネスコ未来遺産に香川町の農村歌舞伎
「祇園座」が選ばれました。
180年以上伝承されている素晴らしい文化を次の世代に繋げることは
簡単なことではありません。
地元の人たちの愛着と努力が評価されたのだと思います。

お遍路文化を世界遺産にしようとしている人たちもいるみたいです。

そもそもユネスコとは何なんだろうか?
文科省には、
「諸国民の教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関です。」とあります。

ユネスコ憲章では、

【ユネスコ憲章第1条(目的及び任務)】
1  この機関の目的は、国際連合憲章が世界の諸人民に対して人種、性、言語又は宗教の差別なく確認している正義、法の支配、人権及び基本的自由に対する普遍的な尊重を助長するために教育、科学及び文化を通じて諸国民の間の協力を促進することによつて、平和及び安全に貢献することである。

とあります。

人々が互いに理解し合い助け合い、自然や文化を大切に思い、共生していくことを提唱しています。

ユネスコの舞台は全世界ですが、
理念はたんぽぽの風企画といっしょだな。
地域社会で、障害のある人もない人も高齢者も、
それぞれが理解し合い、助け合い、自然や文化とともに暮らしていけたら
どんなに幸せだろう。

世界遺産は地域活性の道具ではないのです。
まずはユネスコの理念に基づくものでなければならないと思います。
経済効果を期待する前に、
いろんな人たちが関わり、愛される文化であるための努力が必要だと思います。

小さな活動でも、それは同じです。

ユネスコ

屋島東小学校では、
正門前に毎日麦茶を置いて、
「お遍路さんどうぞ!」とお接待をしています。
玄関にはお返しのお札が飾ってあります。

ユネスコ

ミニチュア金剛杖を作っています。
手が不自由な人のために補助具を作って工夫しています。

地味ですけど、大切なことですよねピカピカ



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この記事へのコメント
ユネスコってよく耳にするけれど、改めて、その意味を知りました。
いろいろと難しいこといっても、
要は、人と人との係わり合いが大切なんですね。
地味やけど、地味なことの積み重ねが、形になっていくんだと
信じてます^^
Posted by ゆらぎ at 2011年05月21日 21:43
ゆらぎさん、コメントありがとうございます!!

先日、お遍路文化を世界遺産にしたい、とおっしゃってる人に
「障害者が作るモノをお遍路さんに買ってもらいたいなら
車イスで遍路道の掃除をしろ!」と言われました(>_<)。
そんな危険なこと出来るわけないし、
障害者の大変さを、全然分かってないなー(怒)、と思い、
悲しくて悔しくて涙が出ました。
(しかも、I代表に向かって言うんです(@_@;))

ユネスコの事、ホントに知ってるんかーっ?!
って思ったので記事にしました。
「障害者の理解」なんて現実、こんなもんなんかなぁ・・・。
久々の(T_T)でした(爆)。
Posted by 0-た0-た at 2011年05月22日 08:17
ユネスコ・・・結構、ユニセフとまちがえられるからなぁ・・・。
でも、ちいさなことからでも取組むことで、絶対なにか掴めるものがあるはず。

それは、障害を持つからこそ感じる喜びや、ハンデを乗り越えた時に見える何かがあるはずだから

私は彼らのは『ハンデ』ではなく『プラス』だと思う。

NPO法人南部手をつなぐ育成会の平会員な私が偉そうにいえんけど(笑)。
Posted by 秀一郎秀一郎 at 2011年05月25日 09:49
修一郎様

うっへっへっへぇ!!
またまた、そのような肩書まで持っていたなんて(@_@;)!
ますます親近感や(笑)。

ユネスコの崇高な理念を解さない人が、
世界遺産を持ってこようとしても無理な話よねー!!
スペインとかの巡礼も回って調査してるらしいんですけど、
キリスト教に基づく遺産としての見方ではなく、
どうしたら世界遺産になるのか、
だけを見て視察してもダメやと思うわ。

お遍路さんは、立派な石柱の道しるべより
障害者が作った、木片やら鉄板の案内の方が
絶対喜ぶと思うな~。
これは「ハンデ」が「プラス」になる例だw!
Posted by 0-た0-た at 2011年05月25日 10:06
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