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Posted by あしたさぬき.JP at

ゆきえちゃん2号

2011年08月08日

たんぽぽの風企画には
県内では珍しい竹の機械があります!

昔はどこの地域でも竹材店さんや竹籠屋さんがあって、
山に竹を植え、様々に活用していたのです。

今でも身の回りにはたくさんの竹製品があります。
籠やざる、竹ラグや花器や竹串、などなど。

さてさて、その中に国産の竹や地元の山の竹はどのくらいあるのでしょうかぁ???

答えは、「ほぼ全部違います!」ですね。
県内にそのような竹を扱っている業者はもうないのです。
わずかに建築資材用や漁業につかう筏程度で、
籠やざるなどの竹ヒゴを扱う業者はすっかり姿を消してしまいました。

ここ香川だけではなく、日本全国同じような状態ですタラーッ
安い中国の竹製品を、和風に飾っているだけなのです。
残念なことです。
当の日本人が、そのことに危機感を感じていないのも残念です。

山の竹が民家まで押し寄せてきています。
竹の技術を持つ人が高齢者ばかりで、次世代に継承されていません。

古民家カフェや和風レストランでおしゃれにランチを楽しんでいる人たち、
その涼しげな竹のコースターもマドラーも、地元の竹は一切使われてないですよ(>_<)。
たぶん国産でもないでしょうダッシュ



新谷竹材店さんから譲っていただいた
竹割の機械「ゆきえちゃん号」。
去年、高松に唯一存在していた竹職人さんのお店が廃業しました。
とうとう、高松には一軒も竹を手仕事で加工してくれる業者がなくなりました。
でも、どうしても割竹が必要な場面はあります。
しかたなく、新谷竹材店さんが、カバーできる部分は引き受けるようになりました。

先日、たんぽぽに来て、長~い竹ヒゴをゆきえちゃん号を使って作りました。
高松市内の高校の文化祭で使うそうです。
大きなハリボテの人形を作るらしいですハンマー
そのほかにも華展やステージの飾りなどなど、けっこう依頼があるのだそうです。

竹は丈夫で形も自由に加工できる最もエコな素材です。
もっと、手軽に好きな長さや部位の竹が手に入れば、様々な場所で活用できると思いますハート
自分で竹を編んで籠が出来たら楽しいと思いますしメロメロ



今日、日本でこれまた最後に残った竹の機械を製造してしる鉄工所から
「ゆきえちゃん2号」が届きましたピカピカ
「ゆきえちゃん2号」は竹の皮を剥ぐ機械です。
竹の皮部分は、虫がつかず、腐食しにくいため、家屋の天井や建具などの装飾に使われていて、
美しい網代模様など、日本的な風情ある暮らしを演出してくれました。
今ではめったに見ることができませんね~~~ガーン

たんぽぽに来られる竹師匠たちは、
もちろん小刀1本で
竹の皮も鮮やかに剥ぐことができますピカピカ

ですが、お土産作りなど、たくさん作る場合は、素朴な機械を使うこともアリでしょう。
ゆきえちゃん2号は、戦前戦後の時代の機械と構造やスタイルがほぼ同じです。
ですが、ホントによく出来ています。
竹の性質を知り尽くした人でないと作れない機械なのです太陽
上の写真が何十年も使っている、ゆきえちゃん1号。
下の写真が今日納品された、ゆきえちゃ2号ですニコニコ

作リ出すのも努力なら、無くさないようにするのも大きな努力と忍耐が必要ですタラーッ





  

Posted by 0-た at 22:07Comments(8)活動報告