祈りの金剛杖
2011年04月19日
たんぽぽの風企画があるさぬき市は
四国巡礼最後の札所「88番大窪寺」があります。
結願されたお遍路さんは、ここで金剛杖を奉納するそうです。
ミニチュアの金剛杖です。
竹の師匠が正確に6分の1縮尺で作りました。

上先端には切れ込みがあります。
実際の金剛杖は、杖の上側に「地水火風空」の梵字が書かれ、五輪の塔を表しています。
これは、昔、この杖を卒塔婆代わりにして、
お遍路さんが行き倒れて亡くなってしまった時に、葬ったことによります。
人が「死」といつも隣り合わせにいることを
私たちは大きな災害により思い知ることとなりましたが
お遍路さんが持っている金剛杖は
そのことを表しています。
お遍路さんの白い装束は死に衣装であり、
旅に倒れることを覚悟の上の、出で立ちです。
つい、先月の初めまでは、
そんなことも考えることなく、
普通に生きているのが当たり前のように思ってました。
金剛杖には「同行二人」と書かれています。
お遍路さんは、この杖を持つことで
常に弘法大師と供に歩いていると言う安堵感や一体感を得ることが出来、
旅の道中の心の支えと感じます。

様々な事由で、お遍路に出られない私は
この小さな金剛杖に「東北の復興祈願」と書こうと思います。
その裏には
「家族が元気で仲良く」かな・・・。
四国巡礼最後の札所「88番大窪寺」があります。
結願されたお遍路さんは、ここで金剛杖を奉納するそうです。
ミニチュアの金剛杖です。

竹の師匠が正確に6分の1縮尺で作りました。

上先端には切れ込みがあります。
実際の金剛杖は、杖の上側に「地水火風空」の梵字が書かれ、五輪の塔を表しています。
これは、昔、この杖を卒塔婆代わりにして、
お遍路さんが行き倒れて亡くなってしまった時に、葬ったことによります。
人が「死」といつも隣り合わせにいることを
私たちは大きな災害により思い知ることとなりましたが
お遍路さんが持っている金剛杖は
そのことを表しています。
お遍路さんの白い装束は死に衣装であり、
旅に倒れることを覚悟の上の、出で立ちです。
つい、先月の初めまでは、
そんなことも考えることなく、
普通に生きているのが当たり前のように思ってました。
金剛杖には「同行二人」と書かれています。
お遍路さんは、この杖を持つことで
常に弘法大師と供に歩いていると言う安堵感や一体感を得ることが出来、
旅の道中の心の支えと感じます。

様々な事由で、お遍路に出られない私は
この小さな金剛杖に「東北の復興祈願」と書こうと思います。
その裏には
「家族が元気で仲良く」かな・・・。
Posted by 0-た at 11:21│Comments(0)
│日記