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Posted by あしたさぬき.JP at

人間の暮らしと自然

2013年07月12日

少し前の時代の人は本当によく地球の仕組みや自然の仕組みを知ってたんだな~、
と竹を扱っていたらつくづく感じますスマイル.

6時間ごとに海や河口付近の水位が変わったり、
太陽の位置や月の形、雲の動きなど、本当によく見てたと思うし、意味を知ってたな。

今の生活では、舟も使わないし、農業もしないし、家畜も近くにいないし、
天気予報も傘が要るかどうか知っておきたいだけだったりするから、
暦なんてほとんど必要ない。。。

だけど、一昔前の人は、気象条件や暦、自然の営みを生活の中でものすごく実践的に学んでた。

土を見て、山を見て、海を見て、空を見て、月や星、太陽を見て、
植物や虫、鳥や湧水を見て暮らしていたんだね~。

学校で習った知識より、ずーっと深くて重みがあるね。


竹師匠たちは竹のこといっぱい知っているし、何でも作れるオドロキ
だけど、なんてゆーか、すごく自然のモノに対して謙虚。

「どんなに気を付けても、虫が入ったり、割れてきたり、色が変わったりするもんや、
竹っちゅーもんはそういうもんや。」
「見分ける方法やない。だから、竹を見る目を肥やして、扱いなれて勘を養って行くしかないんやー。」

工業製品の既成のものしか目にしてない現代人には、眩しい言葉。
いつも完成した規格モノばかりに囲まれて、
店頭に見本だけ置いてて、空き箱持ってレジに行けば、お店の人が奥から同じ商品を持って来てくれるんだもんね~。
勘なんて養って働かせることなんてないわダウン

生鮮食料品だって、見た目がきれいなら美味しいと勘違いしてるかもしれんし。。。


きっと昔の日本人は、そんな暮らしの中で精神文化を築いてきたんだろうな~。
がんばるけど、世の中にはどうしようもないこともある、ってことを知ってる。
形あるものはいつかは壊れたり姿を変えるし、それがないと次はない、ってことを当たり前だと感じてる、ってスゴイな~。
循環社会の基本だね。


「安くて丈夫で長持ち」も考えものだw(*_*)。
何事も一長一短とは、昔の人は本当によく言ったものだ!
選挙も近いけど、
「竹修行したら?」と言いたくなる時がありますよ(笑)。



竹の穴に、竹で作った芯棒を刺し込んで補強する技!
竹の釣竿作る時に使う技なんだって。



竹の穴は真ん丸じゃないので、それに合わせて小刀で芯棒を削っていきます。
穴の形にドンピシャになるからスゴイっ!神業ピカピカ






細い竹でもこうやって竹の中を補強しておくと、表面を削って太さを調節しても、割れることなく、しっかりと土台に立つ柱ができるのです~。


最初から割れることを想定して、いろんな工夫をして割れにくくするんですねニコニコ

「絶対安全」なんて、絶対ないよね~。当たり前じゃん(笑)。


  

Posted by 0-た at 11:27Comments(0)日記